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ヒラメキICTクラブ(その1)

2019年4月 6日 (土) 投稿者: メディア技術コース

こんにちは

メディア学部の寺澤です。

現在、小学校へのプログラミング教育の導入が注目されていますが、文部科学省、総務省、経済産業省は「未来の学びコンソーシアム」を平成29年に設立し、これを支援しています。総務省は平成30年度から「地域におけるIoTの学び推進事業」を始めており、全国から地域ICTクラブの提案を公募して、その体制作りや支援策、それらを持続させていく仕組みの実証事業を行いました。私は一般社団法人全国中学校理科教育研究会支援センター(略称:全中理支援センター)が代表団体を務める「ヒラメキICTクラブ」に縁あって参加することになり、昨年は4つの小学校、1つの地域コミュニティセンター、そして東京工科大学八王子キャンパスでの講座で企画・運営・アドバイザーを担いました。

Logphirameki

この活動の詳細については、こちらのホームページにまとまっていますので、詳細はそちらをご覧いただくとして、ここでは、この事業で工夫したことや私が感じたことについて数回に分けて書きたいと思います。

この事業に応募するにあたり、当然ですが、どのような道具を使い、どのような内容をどのような体制で実施するかの検討を行いました。全中理支援センターは中学校の理科の先生のOB組織です。したがって、子供たちの扱いに関しては慣れており、学校との関係も強く持っています。しかし、IoTに関連したプログラミングやそれを子供にどう教えるかについては、経験がなく、そこで、私や本学併設の日本工学院八王子専門学校の教員と組むことになりました。私たちは大学生や専門学校の学生相手のプログラミング教育の経験のほかに、先日のブログに書きましたように八王子市と共催で子供プログラミング講座や体験会を実施しており、ある程度の感触がありました。そして、議論の結果、基礎レベルの講座と応用レベルの講座の2段階を設けることとしました。この組織体制と講座運営計画が評価され、公募で採択されました。道具としてはMESHでプログラミングを行い、私たちの経験のある子供プログラミング講座と同様に、実世界にある紙皿や風船、おもちゃ、針金などの身の回りのものとの組み合わせで楽しいモノづくりを行うこととしました。

(その2)に続きます。

(メディア学部 寺澤卓也)

 

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