灼熱のタイ滞在記 (8日目)
2019年4月 5日 (金) 投稿者: メディア技術コース
タイのキングモンクート大学のメディア学科から招待を受けて訪問しています。今日は8日目です。
今日は曇っていて、朝はやや涼しげな感じがいたしました。そのうち雨も降ってきました。雨季じゃないので雨は降らないような思い込みをしていたのですが、そりゃまあたまには降るよなあ。でも、そんなに土砂降りなものではありません。別のキャンパスに移動するのにバスを使うことには慣れてきました。乗車の登録をすると、順番待ちの番号のカードを渡されて、乗るときにはその順番に乗ります。発車時間に近づくと係の人が数字を順番に読み上げていくのですが、それが分からないため、なんとなくそれらしい番号が来たときにカードを係の人に見せることで対処しています。別のキャンパスへはバスで35分程度かかります。今日は早めについて、朝食を大学の食堂で食べることにいたしました。タイ料理として有名なカオマンガイを、100円くらい?で食べることができます。日本のタイレストランで食べると7,8倍の価格になるのでは?すごく得した気分になれますね。必殺の「マイ・ペット・クラップ(辛くないやつお願い)」を覚えたので、もう怖くありません。
今日は Art and Technology というテーマで Media Art 専攻の3年生に講義をいたしました(大丈夫か?)。といっても、私自身が Artist なわけではありませんから、インタラクションのデザインを Media Art 作品に使われることに関連づけて話すような内容で授業を構成いたしました。講義時間は3時間ということだったのですが、間の10分間の休憩を挟んで2時間半くらいで終わりにいたしました。こちらの学生も同じような感じで、長いと飽きてくるので適当に様子を見ながら終わりにいたしました。相変わらず、英語が通じているかどうかはよく分かりません。何名かの学生は分かっているようでしたが、割合は少なそうに見えます。こちらの先生方は大丈夫と言ってますが怪しげな感じです。そうは言っても、タイ語で授業できるわけではありませんからしょうがないのですが、もっと話さないで通じるようにスライドを準備するべきだったかなとも思いました。研究内容やサンプルを動画で見せるときはそれなりに興味を惹いているようですが、全体的な授業を聞き入る熱心さは東京工科大学と似たりよったりな感じでしょうか…。といっても動画だけを見せているわけにもいきませんから、それなりの解説や理解を伝えようとするのですが、その部分はあまり伝わらなかったのかもしれません。
授業が終わった後には、昼を学生食堂で食べてから、明日の講義の打ち合わせを Wa 先生といたしました。Wa 先生は海外大学との交流担当の先生で、今回、私を招待してくれた先生でもあります。滞在中にもれなく仕事のスケジュールを用意してくれた先生でもあります…。
その後、ホテルに帰ってから、少し周辺を探検することにいたしました。スバルという小さな乗り合いバスに乗って地元の市場に行ってみることにいたしました。そこは観光客用の場所ではなく、地元の人が日常の買い物をしに行くところです。ただ、こういった市場は観光客にとってはその国の人の生活を知ることができて面白い場所だと思います。東京でも、かつては築地や、今の豊洲に沢山の観光客が訪れていますね。
スバルは写真にあるように、小さなトラックの荷台を座席に改良したものでです。結構な人数で乗り込むこともあり、また大分古く見える車両も多くて、よく動いているなあと関心いたします。乗るのは簡単で、停車場(周りの人を見ているとなんとなく場所がわかる)にいて、希望の番号の車両がが来て止まったら(乗りたそうにしてたら止まります。いってしまいそうだったら手で合図すればいいようです)さっさと乗り込みます。降りたいところに来て止まったらさっさと降りて、ドライバーのところに行って窓から料金(7バーツ、25円)を渡せばよいのです。安くて気楽で沢山走っているのでさほど待たずに乗れるところが非常に便利です。問題は、はじめにはどの車がどこに行くかがわからないということですが、これには非常に便利なアプリがあって、これを使えば現在地から目的地までどのバスを使えば行けるのかということが簡単にわかります。バスには番号が大きく書かれており、アプリにその番号で情報が示されています。ちなみに大型のバスには停留所がちゃんとあります。
さて、辿り着いたところはそれなりに大きな市場でした。地元の人が日常の買い物をする市場で、海鮮物などが大量に売られていました。夕方でしたが非常に活気があります。屋台もたくさんあって、とりあえずさとうきびジュースと焼鳥?(豚だったかも)一本を食べてみました。サトウキビジュースは砂糖を煮詰めたもの(カルメラ?)を飲んでいるような味がしました。見て回ってしばらく過ごした後で、夕食もそこの屋台の一つで適当に食べてみました(40バーツくらい)。帰りもまたスバルで帰ってきて安く面白い経験ができて満足でしたが、やはりもう少しこちらの言葉を覚えて現地の人と会話ができるとさらに楽しくなりそうですね。
太田
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