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大学院授業 「相互行為分析特論」

2019年5月 3日 (金) 投稿者: メディア社会コース

今年も大学院では「相互行為分析特論」という講義で,ヒューマンインタラクションについて授業を行っています.

例えば,ジェンダー(社会的性差)という言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが,たとえジェンダーという言葉を知っている方も,どんなときでもそれを意識して行動をするということは少ないと思います.このようなことを書いている私も,いついかなる時もジェンダーについて考えているかというとそれは違います.

私たちは,色々な人が話をしているところをビデオで撮影し,誰かの発言の次の発言がどのようにつながっているかを,「次の発言」から考えています.実は,その人の発言の心理的状態を考えるのではなくて,次の人が今の発言をどう捉えたかを発言や行動でどのように表しているかを考えるという研究をしています.

今回ビデオを見ながら,その参加者たちがジェンダーをどう捉えているかを見ることができます.参加している院生や早期一貫でイミグレーション科目を取っている学生は,誰一人として相互行為分析を専門としている方はいませんが,分析にそれぞれの専門や関心から参加し,論文も読んでいて,活発な院の授業となっています.

 少し気が早いですが,来年度も参加する方がいることを楽しみにしています.

 

                              山崎 晶子

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