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2005年の研究成果が、今年の東京大学の五月祭で紹介される。

2019年6月 1日 (土) 投稿者: メディアコンテンツコース

東京大学で行われた五月祭で2005年に私たちが発表したオーロラの研究論文に関係したことが紹介されました。

つぎの画像は、私たちの研究論文の中のオーロラの画像です。

Gazo

2005年とはずいぶんと前のようですが、学会で発表した研究論文はいろいろなところで見られたり、引用されたりします。今はインターネットで、関連する単語をもとに論文を見つけることもできます。今年の4月に東京大学の学生から、メールが送られてきて、私たちの研究論文を見つけたが、ソースコードがあれば、見たいとのことでした。
卒業研究生が整理した資料の中に、プログラムもありました。しかし今現在、それが動くかどうかはわかりませんでしたが、送ることにしました。

「科学データの感覚的表現」の一部に使うために、我々のプログラムを東京大学理学部地球惑星物理学科の学生らが活用してくれるということで楽しみにしていました。
わずか1か月ほどで論文を読んでプログラムを動かしたり、さらなる展開をしていました。VR画像なども制作したとのことです。次の画像は、発表されたポスターの一部です。私たちの研究の紹介をしています。このように、過去の研究が生かされた次に発展していくのです。

Photo_3

学生のみなさんが研究して学会誌などで研究論文を公開すると、将来、世界のだれが利用してくれるかわかりません。研究成果を公開するということは、世界への大きな貢献をしているということです。
研究をしているときはとても楽しいですが、やったことをまとめて、文章にすることはとてもたいへんです。しかし、その大変なことをきちんとやって、初めて研究がひと段落するのです。

参考文献
米山 孝史, 近藤 邦雄:発光原理を考慮したオーロラのビジュアルシミュレーション

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsgs1967/39/Supplement1/39_Supplement1_69/_article/-char/ja/

大学院メディアサイエンス専攻 近藤邦雄

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