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本年度2回目のオープンキャンパス その4(研C会場編)

2019年7月29日 (月) 投稿者: メディアコンテンツコース

皆さん、こんにちは。

7月14日(日)に開催された本年度第2回のオープンキャンパスについては、片研(片柳研究所棟)会場の様子を、その1その2その3の3回にわたって兼松先生が詳しくリポートくださっていますが、今回はメディア学部の「本拠地」である研C(研究棟C)会場の当日の出展について「その4」としてご紹介いたします。

八王子キャンパスに足を運んだことがある方はご存知と思いますが、キャンパスがとても広く(380,811平方メートル:東京ドーム約8個分!)、北端の片研から緩やかな坂道を上って南端の研Cに移動するのは実はちょっと大変です。そこで当日は臨時の学内循環バスも運行されたものの、雨が降るあいにくの天候でどれくらいの方が研C会場に来られるか気がかりでしたが、多くの方が足を運んでくださいました。

ちなみに片研会場には、研Cの場所と徒歩ルート、学内循環バスの案内パネルを3箇所に設置しました。また、各会場の出展場所・内容を記載した配布チラシにも循環バスの運行をお知らせしました。8月のオープンキャンパスにいらっしゃる方は、研C会場へは循環バス、片研会場に戻る際は徒歩(下り坂)にされると楽に、そしてくまなくキャンパスをご覧いただけます。

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それでは、研C会場の各研究室の出展内容を階ごとにご紹介しましょう。

 

【5階】

◾️研C520「相互行為って何?」[山崎]
人と会話するとき、私たちは「話す」だけでなく、視線の向きや仕草などさまざまな「行為」を無意識に行っていますね。それは、会話の相手や置かれた状況・場の雰囲気によって変わるものですが、意識せず自然に行われていることです。そうしたコミュニケーションでの「当たり前」から「面白さ」を見出そうとする研究室で、分析にはカメラを活用するそうです。下の写真にもあるように「生み出す以外のメディア」というアプローチがユニークですね。

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【4階】

◾️研C419「卒業研究紹介」「大学院生研究紹介」[伊藤(謙)]
私の研究室です。学部生と大学院生の研究をポスターで紹介しました。研究室名は「ミュージック・アナリシス&クリエイション」と言うのですが、その名の通り、音楽に関する「分析」と「創作」を行っています。学部生のポスター展示は、今年3月に卒業した学生の最終発表を中心としたものでしたが、8月4日(日)のオープンキャンパスでは、現4年生が取り組んでいる研究の一端をお見せします。ポスターのほか、卒業論文を手に取って見たり、グランドピアノ(サイレント機能付き)を弾いたりして楽しんでいただけたようです。

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◾️研C420「コンテンツビジネスイノベーション研究」[吉岡]
「もっとこうなったらいいのに」をキーワードに、私たちが日常的に接する動画や音楽、電子書籍、ゲームなどのディジタル・コンテンツを、人々にとってより有用で便利なものにするためのビジネスモデルの提案を行っています。インターネットやスマホが幅広く普及した今、ユーザーの指向(嗜好)を分析し、いかに具体的かつ効率的に情報を提供するかはビジネスで非常に重要です。その手法に関するさまざまな研究がポスターで紹介されていました。

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【3階】

◾️研C316「健康メディアとスマートフォンの活用」「スマートフォンアプリデザイン体験」[千種]
メディア学において「健康メディアデザイン」という新分野の研究に取り組んでいる研究室です。充実した学生生活・社会生活を送るには、何よりも健康が大切です。健康増進・健康維持に身近なスマートフォンを活用するというもので、そのアプリ開発におけるインターフェースやデザインを提案しています。

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◾️研C318「デジタル音響処理と人間の聴覚」[大淵・越智]
「音」は映像とともにメディアに欠かせない要素です。空気が振動して伝わる音を電気信号に変えて「データ」として扱えるようにすると、さまざまな処理を施すことができるようになります。また、空気中を伝わってくる音は私たちの脳で情報処理されて「音」になるわけですが、どのように聞こえるか、その部分にもフォーカスした展示があり、実際に体験できるブースがいくつか用意されていました。

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◾️研C321「インタラクティブメディア研究紹介」[安原]
ゲーム開発を中心とした研究に取り組んでいる研究室です。開発にあたっては「Unity」というゲームエンジンを使っていますが、単に技術面だけでなく、プレイヤーが「面白い!」と感じるメカニズムを、人間の心理や嗜好を視野に入れて考えることが重要と安原先生はおっしゃっていました。ポスター展示のほか、演習で学生が制作したゲームを安原先生が紹介されていました。(写真でPCの前に座っている方が安原先生です)

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◾️研C323「次世代コンテンツ研究紹介」[椿]
VRやモーションキャプチャを使った映像制作、機械学習を使った映像生成・編集など、映像コンテンツの制作手法は多岐にわたります。こうしたさまざまな映像制作手法に関する研究成果を紹介したポスターの展示のほか、下の写真のように身体に装置を着けてのデモンストレーションも行われていました。

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◾️研C4階エレベーターホール「教員相談コーナー」「学生相談コーナー」
これまで片研会場5階で行われていたメディア学部の相談コーナーを、今回初めて研C会場で実施しました。4階でエレベーターを降りてすぐの場所にあり、多くの高校生・保護者の方々が利用してくださいました。

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今回の研C会場の出展数は7研究室でしたが、次回8月4日(日)は11研究室に増えます。詳細な情報については片研会場の出展と合わせ、このブログで改めてご案内したいと思います。

(メディア学部:伊藤謙一郎)

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