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こどもプログラミング講座(MESH編)

2019年8月23日 (金) 投稿者: メディア技術コース

こんにちは

メディア学部の寺澤です。

少し前のことになりますが、8月3日に実施した「こどもプログラミング体験」のことを書こうと思います。この講座は東京工科大学が八王子市と共催で5年ほど前から毎年開いているものです。八王子市南大沢にある市の施設で、市内の小学校4年生から6年生を対象にSONYのMESHというIoTブロックとiPadを使ってプログラミングを行いました。午前と午後の2回に分け、各回13名の子供達が受講しました。応募が多く抽選になってしまったようでした。午前は私がファシリテーターを行い、午後はメディア学部演習講師の瀬高先生にお願いしました。ファシリテーターは教えるのは最低限のことだけで、あとは全体に目配りをしながら進行する役目です。

MESHはBluetoothでiPadと通信し、iPad上でビジュアルプログラミングを行う仕組みになっています。MESHのブロックは消しゴムくらいのサイズの様々なセンサーやボタン、LEDなので、テープで貼り付けたり箱の中に入れたりして工作の一部に使い、オリジナルのおもちゃやツールなどを作ることができます。基本的な使い方を練習した後、作りたいものを考えるために、100円ショップで色々揃えておいた素材をみてメンターと一緒に検討をしました。

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子供達には2人に1人の割合でメンターがついていて、このメンターが安全に注意しながら、子供達の希望を聞いたりアドバイスしながら一緒に作りたいものを実現していきます。メンターにはメディア学部の学生たちにアルバイトとしてお願いをしました。実はファシリテーターよりもメンターの方が大変です。あくまで子供達が作りたいものを実現するのを助ける役割ですから、何を作るのかとかどうやって作るのかを主導しないようにサポートに徹する必要があります。今回は、メンターの経験のある学生たちがほとんどでしたので、ファシリテーターとしては安心感がありました。

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出来上がった後は発表会を行いました。はじめに、作ったものを説明する絵を描いてもらい、その後、それを使ってメンターと一緒に説明し、実際に作ったもののデモンストレーションを行いました。その後は、保護者も交えて、お互いに作ったもので遊んでみたり、体験してみる時間を取りました。あっという間に2時間半の講座が終了しました。誰もトイレにもいかず、ものすごい集中力で取り組んでいました。アイディアを形にする経験と達成感を感じてもらえたかなと思います。

(メディア学部 寺澤卓也)

 

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