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アダダへGo!(ADADA Japan 2019)

2019年9月30日 (月) 投稿者: メディア技術コース

アダダ、アダダ?、学会の名前です。本当はADADAと書いて、Asia Digital Art and Design Associationの略です。デジタル、アート、デザイン、という単語が入っているように、コンピューターの技術を利用したアート作品や新しいインタラクションのデザインなどを対象としている学会で、毎年全国大会を開いています(昨年は東京工科大学で行われました)。今年度は9月20日に福岡の九州大学において開催され、当研究室から4名の大学院生と学部卒研生が参加いたしました。

 

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会場となった九州大学のキャンパス

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学会のポスター

 

大学では4年生は卒業研究、大学院の学生は1年生から研究に取り組みます。研究というのは自分だけで行って終わりではなく、対外的に発表しなければ価値がありません。ということで、可能の限り学生にも学会などで発表することを求めます(大学院生は必須ですね)。学会参加については他の先生方からもいくつも記事がありましたので、また参加しましたという報告ですが、今回は地方での開催ということで、参加する学生にとっては発表することの御褒美として旅行気分を味わえます。自身の研究について他の人からの評価を聞きたいということはもちろんあるはずですが、学会で発表ということに若干怯む人にとっては、参加への良いモチベーションになる要素です。

 

今回は一名が口頭発表でした。口頭発表とは、パワーポイントなどを用いて作成したスライドをプロジェクターで映しながら、その前に立って説明をするという形式の発表方法です。慣れないうちは前提を抜かしてしまったり、自分自身の研究のメインな部分を抜かしてしまっていたりと、他の人に通じないものを用意してしまっていることが頻繁に見られます。したがって、発表の数週間前からスライドの構成、作成の指導を行い、発表練習も前日まで繰り返して行いました(初回の発表練習時に聴講してもらった学生の感想は「ちょっと何をいっているか、全部わからない」という感じでした)。この状態からどうなったかは乞うご期待

 

他の学生はポスター発表でした。もともと、ポスター発表とは、研究内容を一枚にまとめたポスターを貼り出して、その脇に立っていて興味を持たれた方に一対一で直接説明したり質問を受ける発表形式です。口頭発表のように、大勢の前で話すのではない分、若干緊張せずにできるのではないかと思いますが、質問などを受けるときには時間制限が無いため(口頭発表は時間が決まっています)、質問者が納得するまで説明をきちんとしなければならず、これはこれで大変です。説明も大変ですが、興味を持ってくれないと説明を聞きに来てくれる人がいないことになってしまうため、ポスターのデザインも非常に重要です。私達の研究室では中間発表会をポスターで行っているため、今回はそのときからポスターの構成やデザインについても修正を繰り返して作成いたしました。

 

さて、今回は会場が福岡ということで、参加する学生達は前日に飛行機で移動しました(私は大学の仕事の関係で付き添えませんでした、残念)。前日に無事着いたことを知らせるメッセージとともに、数枚の写真も送られてきましたが、発表の前日なのに随分余裕だなF。羨ましいながらも、当日、大丈夫なのか?と不安を抱かずには居られませんでしたが、もはや遠くから祈るしかできません。まあ、リラックスすることも大事ですからね

 

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羨ましいですな、の数々

 

翌日ですが、昼過ぎ頃に、今度は発表の様子がいくつか送られてきました。なんとか見た目にはちゃんと説明しているように見えますね。まあ、とりあえず最低限の仕事はしたんだなと安心いたしました(ポーズとってるだけじゃないよね)。

 

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ポスター発表の会場の様子

 

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発表中の勇姿!

 

さて、「発表はうまく行きました!」とか、「質問もいくつかもらえました!」とか元気な報告(調子のいい報告?)を受けて、残りは懇親会だけになったので、まあ終わりにして帰ってもいいよと伝えましたが、その数時間後に新たなメッセージが!

 

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嬉しそうな方たち

 

なんと!「学生発表奨励賞」と「優秀ポスター発表賞」を受賞したとの連絡がありました!「マジか?!」と思わず返してしまいましたが、やってみるものだなあ。帰らずに懇親会に参加していて良かったね(帰ってしまっていたらもらえないわけではありませんが)。その後、屋台に繰り出して祝杯を挙げに行ったようですが、私も一緒に行ってたら大分出費させられてたかも、と思うと行けなくてラッキーだったか?屋台での上機嫌な写真もあるようでしたが、ここでは割愛いたします。真面目な話をすると、発表を準備して学会に参加し、実際に発表を行うだけでもかなりの経験が得られますのでそれで十分なのですが、受賞のように対外的に評価されると、すごく自信になるのではないかと思います。特に、大学院のF君は修士の1年生ですから、さらに研究を進めてまた発表や論文に繋げて欲しいと思います。学生たちは、翌日の帰りの飛行機まで少し観光もできたようで、「すごく楽しかった」との感想でした。学会参加というと、緊張もするし、嫌だと思う場合もあるかもしれませんが、地方に大学の予算で行くことができて成果もでると楽しい経験になりますね。ただ、それができるようになるまで研究を進めることが大前提ではありますが。

 

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表彰状。ちょっとミニサイズ。

 

 

太田高志

 

 

 

 

 

 

 

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