« 「CG-ARTS セミナー」で Houdini ハンズオンセミナーを開催します | トップページ | IEVC2019:国際会議が開催されるまで »

ゲーム業界の国内最大の技術カンファレンス「CEDEC」がいよいよ開催

2019年9月 4日 (水) 投稿者: media_staff

メディア学部の三上です.

9月4日から6日にかけて,神奈川県横浜市のパシフィコ横浜において,ゲーム業界の国内最大の技術カンファレンスCEDEC2019が開催されます.ゲームやインタラクティブエンタテインメントの開発に関わるカンファレンスで,技術的な話題だけでなくビジネス的な話題やスタジオのマネージメントなど幅広い分野の最先端の講演が数多く催されます.

三上は2011年から運営委員としてアカデミック・基盤技術分野とインタラクティブ展示の統括や運営を続けています.

2019cedecpera00

 

そして,このCEDECで私が仕掛けるもう一つのイベントが「ペラコン」です.

ペラコンとは,紙一枚にまとめられたゲームのコンセプトシートの質を競い合うコンテストのことです.2011年から始め,今年で9回目の開催になります.ゲームデザインの有識者がその時々の時事的な話題を取り込みつつ,ゲームにするには工夫がいるテーマを出題し,そのテーマに沿ったゲームを考えて,そのコンセプトを紙一枚(A4サイズ21mm×297mm)にまとめます.

本学の学生も参加しています.もっとも有名なのは,ベストアマ(アマチュアの中で1位)になり,その後ゲーム業界へ就職し,合計3度ペラコンでベストテンになった「やしろあずき」氏(現在は著名Web漫画家).そのほか2017年もなんと1年生がベスト10に入賞したりしました.

作品はCEDECの会場に張り出され,Webでの一般投票と,著名なゲームデザイナーたちによる審査員審査で順位が決まります.特にプロのゲームデザイナーによるコメントは非常に興味深く,どのような視点でゲームの企画に対して意識をしているのかを垣間見ることができます.ゲームデザインや企画は実に多様性があり,その評価の多様性を知ることができて大変勉強になります.こうしたコメントは審査結果とともにWebで公開されており,ゲームデザインの大変な参考になっています.

2019cedecpera00_20190902235901

張り出された作品

 

今年は審査投稿システムを本学メディア学部の助教の戀津先生が開発されていて,近年にない投稿・審査環境も構築できました.また大学院生の沼崎君にも運営メンバーに加わってもらっています.こちらはぜひ戀津先生に紹介してもらいたいと思います.

 

文責(三上)

 

イベント」カテゴリの記事

インタラクション」カテゴリの記事

コンテンツ」カテゴリの記事

卒業生向け」カテゴリの記事

在学生向け」カテゴリの記事

広報」カテゴリの記事

高校生向け」カテゴリの記事

« 「CG-ARTS セミナー」で Houdini ハンズオンセミナーを開催します | トップページ | IEVC2019:国際会議が開催されるまで »