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パスワードに名前をつける

2019年10月 6日 (日) 投稿者: メディア技術コース

助教の戀津です。
先日の大淵先生の記事『コンピュータに名前をつける』を読んで思い出した話題があるので、タイトルを拝借しました。

皆さんもSNSなどを(しかも複数)利用している方が多いと思います。
それ以外にも色んなWebサービスなど、アカウント登録をして利用する場合パスワードの管理が大変ですね。
パスワード管理については色んな手法がありますが、今回は「使い回さない」ための方法についてお話します。

パスワードはあらゆる場面で必要になりますが、もちろん、12345678などの簡単なパスワードは厳禁です!
大文字小文字数字記号交じりが好ましいですが、あまり複雑だと人間は覚えていられないものです。

そのため、一つの複雑なパスワードをどのサービスでも利用するという方が多いと思いますが、これはどこか一か所で漏洩するとすべてのサービスが危険にさらされるためセキュリティ上好ましくありません。

そこで、「パスワードに名前をつける」です。
まずは苗字?部分として、ベースとなる充分に複雑なパスワードを一つ考えてしっかり記憶しておきます。
そしてお題を用意して、そのお題に従ってサービスごとに別の名前をつけます。
例として、今日は10/6なのでトロから連想し、お題を『寿司のネタ』・苗字部分を『sL15n!』にしようと思います。

そして、苗字・名前の日本式か、名前・苗字の欧米式か(あるいは混在)を決めておいて、苗字と名前を組み合わせて完成です。
sL15n!Otoro
sL15n!Hotate
・TsunamayosL15n!
大文字小文字数字記号交じりの強い苗字を一つ考えておくことで、充分な長さで強いパスワードが量産できますね。

あとは各サービス用に何という名前をつけたかを記憶すればOKで、それが難しくても
・大学メール 大トロ
・携帯メール ホタテ
・Twitter ツナマヨ
のようなメモをどこかに持っておけます。パスワードそのものを書いたリストは持っていると危険ですが、これだともし他人に見られても意味不明ですね。

不正アクセス技術も日々進化しているためこれが絶対の正解ではないですが、パスワードを使い回さないことで防御力をグッと一段上げることができます。
是非参考にしてみてください。

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