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広告業界からのゲスト講義①/データクリエイティブ/SOOTH吉澤貴幸さん(メディア学部 藤崎実)

2019年10月30日 (水) 投稿者: メディア社会コース

2018年の「メディア特別演習」の授業では、広告業界の最前線でご活躍の4名の方々にお越しいただき、特別講義をお願いしました。これから4回にわたり、その時のことをブログに書くことにします。これから広告業界のことを知ろうと考える人のヒントになると思うからです。


1回目のゲストは、SOOTH株式会社の吉澤貴幸さんです。

近年、広告業界によるテクノロジーの活用が注目されています。
SOOTH(スース)もそうした企業のひとつで、長年にわたりTVCMをはじめとした映像制作の大手として「心を動かす」コンテンツを提供し続けてきたAOI Pro.グループの企業です。

SOOTH株式会社は、ヒトの生体反応データに着目し、ヒトの感情と行動に関する洞察を深め、そこから得た知見を「体験設計」として「デザイン」することをコアコンピタンスとしているそうです。
SOOTHとは、現在ではあまり使われない「真実」を表す古い英語で、意味はtruthと同じです。占い師・予言者を意味するsoothsayerという派生語は使われ続けています。

「体験設計」とは聞き慣れない言葉かも知れませんが、今、注目されている考え方です。
例えばSOOTHさんは、最新の脳波研究を活用し、さまざまなデータの解析能力とクリエイティブ実行力を動員して体験設計をデザインしています。

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では、なぜ脳科学と体験設計が関係あるのでしょうか。
それは消費者行動を正しく理解するためです。

例えば従来、消費者行動を理解するために消費者調査が行われてきましたが、その多くはアンケート調査でした。その際、残念ながらアンケート調査にはバイアスがかかってしまうと言われています。消費者には自分をよく見せようという心理が働くと言われているからです。

そこで最先端の脳科学を使い、消費者の無意識領域や深層心理を直接知ることはできないか。そうした発想のもと、SOOTHさんは進化するデバイスやAIを活用し、「生体反応センシング」による人の心理の解釈/推定を組み込んで、新しい体験やサービスの創造を目指しています。
これは広告やマーケティング戦略の根幹に関わる大変先進的な取り組みと言えます。各企業との共同研究も行なっているそうです。

ご講演の概略は下記です。
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2018年119日(金)
ご講演:吉澤貴幸氏(SOOTH株式会社 取締役CDO/株式会社AOI Pro. クリエイティブディレクター)
タイトル:「データ×クリエイティブで、体験を設計する」
(参考サイト) SOOTH Webサイト
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残念ながら、当日のご講演の詳細をこのブログでご紹介することはできませんが、多くの学生にとって刺激的な90分だったことと思います。


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データとクリエイティブ、データと体験設計、データと行動プランニング、今後もますます注目される分野です。
テクノロジーと広告は今後もますます融合していくことでしょう。


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当日は雨でしたが、吉澤さん貴重なご講演、ありがとうございました!


(メディア学部 藤崎実)

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