ポーランドの美術大学 その2
2019年11月26日 (火) 投稿者: メディアコンテンツコース
みなさん、Dzień dobry!(ジンドブレ=こんにちは)
コンテンツコースの佐々木です。
さて、昨日にひきつづきポーランドのシレジア大学からご報告です。
前回の学部ブログにも書いたように、今回のように2週間ものあいだ外国の大学で授業をするなんて、私にはまるで未経験のことですので、本当にドキドキしながら準備をしてきました。いったいどうなることでしょう?
さて、いよいよ一日目の授業開始です。
さすがに私も緊張気味で、おそるおそる自己紹介などを始めています。
Przedstaw się (プセツダーブ ジェ=自己紹介)
うーん、なんかみんな冷ややかな反応...
いきなり、すべってしまったかも?
それなら、これはどうだ!
ウルトラマンを取り出したら...
おお、一気に受けました!
今回の授業は、日本美術と日本のキャラクターとの関係なので、講義の中でも怪獣やウルトラマンが大活躍します。こちらの学生さんも怪獣は大好きのようです。
それから「鳥獣戯画」!
11世紀の「付喪神絵巻」とならんで、まさに、日本の漫画文化の原点ですよね。
うさぎやカエルが相撲をとったり、みんな可笑しくて笑ってくれてます!
おかげでやっと、みなさん話についてきてくれたので、話を進めることができました。
古代の仏教彫刻のスタイル変遷を紹介したり、日本の絵巻物のいくつかを解説したりしつつ、これらの中からいかにして、現代のアニメやゲームのキャラクターが生み出されてきたかと解説しました。
なんと、みなさん、本当に熱心に聞いてくれました。
初日の午前中の授業をなんとか無事に終えて、私もやっと安心しました。
これならば、ポーランドの大学での授業も進められそうです。
次回は、この授業内容をベースにした、ワークショップの様子を紹介しますね。
学生さんたちが作った作品もご紹介しますので、お楽しみに!
この記事は、
コンテンツコースの佐々木が担当しました。
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