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NICOGRAPH発表報告: 好きな言葉でシンセサイザーの音を作る

2019年11月17日 (日) 投稿者: メディア技術コース

メディア学部の大淵です。

先日開催されたNICOGRAPHは、私の研究室で毎年多くの発表を行っている学会のひとつです。今年も、大学院生と学部生で合計5件の発表を行いましたので、このブログで何回かに分けて紹介させていただこうと思います。

Meinicke

1件目は、大学院生のマイニッケさんによる「自然言語で操作するシンセサイザーのための音色データベース分析」という発表です。シンセサイザーで音を作るときは、多数のつまみやスイッチを調整してパラメーターの値を決める必要があるのですが、慣れていない人には難しいものです。そこで、なんとなく思いついた単語を入力すれば、それがどんな単語であっても、その印象に一番近い音を見つけてくれるようなシンセサイザーを作りました。

マイニッケさんは、この研究で学部の卒業論文を書き、3月には学会発表もしています。4月からは大学院生として研究を続け、入力単語の分析のための自然言語処理や、シンセサイザーの中に用意するデータベースなどについて、様々な改良を加え、今回の発表に至りました。今回は発表に加えて実機でのデモもあり、完成度の高さをアピールできる機会になったのではないかと思います。

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