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ゲーテ インスティトゥート東京での「"Playing Bauhaus" プレイングバウハウス展」を振り返って

2019年11月 6日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース

こんにちは、特任准教授の安原です。
去る10月18日に行われた「プレイング・バウハウス」と題された赤坂にあるドイツ文化会館(ゲーテ インスティトゥート東京 )でのゲーム展示の催しにパネリストとして参加させていただきました。
このイベントはバウハウス100周年を記念してドイツのハルツ大学のメディア・ゲーム構想専攻の学生たちと東京工科大学のメディア学部の学生がチームを組みバウハウスの理念を応用して、当時は存在しなかった「ゲーム」というメディアの上に何をつくれるのか?を実践した成果を展示するものでした。ドイツからはハルツ大学のドミニク先生をはじめ、参加した学生たちが来日してくれました。ビデオを通して知った顔の人たちと始めて実際に対面して握手を交わしました。期間は4か月という短いものでしたが、どの作品も夏休み前に見たものから数段も完成度が上がった作品に仕上げられていました。日本側の学生もドイツ側の学生も、ゲーム開発の共通言語は英語を使うしかないという、現在のグローバルなゲーム産業の開発現場の状況をそのまま体験する機会となったこの取り組みですが、目には見えない多くの思いがあったと推察されます、しかしながら終わってみればその努力と苦労が、会場に訪れた人たちが楽しんでプレイするこのような素晴らしい作品となって結実しました。自分は長くプロとしてゲーム制作の現場に携わってきましたが、完成したゲームをあそんで楽しんでくれている人を見ることで、その現場での苦労を「作ってよかった」とすべてpay-offできたものです。その気持ちを参加した学生の皆さんにも持ててもらえたら、この取り組みは大成功だったと思います。そして、今回の取り組みを踏まえて、また来年に向けて再びハルツ大学の皆さんと東京工科大メディア学部とのコラボレーションゲーム制作が始まっています。
またの健闘を祈ります!

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