NICOGRAPH発表報告: てんぷらは美味しく揚がりましたか?
2019年12月27日 (金) 投稿者: メディア技術コース
メディア学部の大淵です。
NICOGRAPHでの発表紹介の5件目は、3年生の山本さんによる「機械学習を用いた揚げ物の調理進行度の推定に関する検証」です。
この研究も「先端メディアゼミナール」の成果で、学会発表も行っています。
前回の発表は、なんといってもアイディアの面白さが際立っていましたが、そのぶんディテールの詰めに甘さがありました。学会でもその点を指摘され、ぜひそれを解決したいとこの半年がんばってきた成果を今回発表することになりました。
最も多かった指摘は「データのラベリングが恣意的なんじゃない?」というものでした。確かに、前回の発表で使ったデータは、綺麗に揚がったかどうかを山本さん本人の主観で決めてしまっていたので、データの信頼性には一抹の不安がありました。そこで、今回は複数の判定者に動画をじっくり見てもらい、その一致度を見ることでデータの信頼性を向上させました。また、分析に使う特徴量についても、より精密な分析を行いました。
研究は順調に進んでいますが、研究室のメンバーでは「次のデータ収集はいつにしようか?」「今度は何を揚げようか?」なんて話で盛り上がっていたというのは、ここだけの話ですが…
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