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セブ島日誌5

2019年12月25日 (水) 投稿者: メディア技術コース

2019.10.26 9:00

文責:榎本

朝から少しだけ時間があったので,1人でスキューバダイビングに申し込みました.

本当は,ランチを挟んで2回ダイビングするコースしかなかったのですが,お昼から仕事だからとごねて,朝1回だけのダイビング,ランチを食べずに帰るという日程にしてもらいました.

 

お値段は6,450ペソ.少し高めですが,実は私1人だけのマンツーマンレッスンです.宿からダイビングスクールまでは道が渋滞していて,8:30に出たのですが,着いたのは10:00頃でした.

 

路々の風景です.

 

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昨日,ジョシエ(現地人)から聞いたのですが,フィリピンで車を運転するということはディフェンスとオフェンスだということです.車とオートバイと乗り合いバス(Jeepny)が何車線なのか分からないぐらい入り組んでいる上に,道から人や犬が出てくるんです.信号はほとんどありません.バリ島と同じです.この首輪もしていないフリーの犬は`Street Dogs’と呼ばれていました.日本語で言うところの野良犬でしょうか?

 

今日も,路々Street Dogsが居ます.頑張ってカメラに納めてみました.

 

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この他,Street 八木,Street 鶏 も居ます.

 

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さて,いよいよドライビングスクールに到着です.Goproを持ってきていたので見せると,「いい!」と喜ばれました.でも,試し撮りしたらなぜかスイッチが入らないので色々やっていると,どうもメモリーカードを指し忘れていたようです.インストラクターのアーノルド(筋骨たくましい30歳ぐらいのフィリピン人,下の写真でボートの中に居る人)が,ジムのお姉さんに近所に買いに行くよう頼んでくれます.そんなこんなで,船出したのが11時ぐらいでした.

 

ごめんなさい.Goproは映像が壊れていて,水中映像ありません.

Scuba

 

初スキューバダイビングです.

「初めてか!?」と聞くので「そう」と答えると「本当に初めてなのか!?」と.「そう」と答えると,まずは浅瀬でレッスンをすることになりました.

 

船上で,いくつか重要なことを教わります.

ジャケット右には,酸素吸入ホースが2本あり,1本は自分用,もう一本は誰かを助けるため用.

ジャケット左には,酸素ボンベの残量メータと,ジャケットに空気を入れるボタン,ジャケットから空気を抜くボタンがあります.浮きたい,沈みたいに応じて,このボタンを使い分けるそうです.

 

つぎに,「水抜き」です.深く潜った時に,耳にかかる水圧を抜く方法です.

1. ボンベ(口)から酸素をたくさん吸う

2. 鼻をつまむ

3. 息を鼻から吐き出そうとして耳から空気が抜ける

 

その次は「水中眼鏡の中に入ってしまった水を抜く」方法です.

1. ボンベ(口)から酸素をたくさん吸う

2. 上を向く

3. 水中眼鏡の上部を顔へ押さえつけながら,息を勢いよく吐き出す

 

 

最後はジェスチャーです.

・親指と人差指で輪を作って「o.k. 大丈夫 問題なし」という意味

・掌を下へ向けてヒラヒラさせて「駄目」

・掌を相手へ向かって開くと「ちょっと待って」

・人差し指と中指を交互に動かし「泳ぐ」

・人差し指と中指を第2関節で曲げて「膝立ち」

・グーで「危ない,近寄るな,触るな」

・親指と人差指を直角にして顎にあてると「カッコいい」

 

だそうです.覚えましたか?

 

では実際に水中に降りて練習です.

 

「水抜き」「水中メガネの水抜き」は順調にできました.ジェスチャーは練習しませんでした.さて,いよいよ水中散歩です.アーノルドの後ろについて,2Mぐらいの浅瀬を進んでいきます.

 

海上からみていたのでは分からない,小さな魚がたくさんいます.イソギンチャク的なものも海底にびっしりです.フィンでそれらを傷つけないように一定の距離を保って進みます.

 

アーノルドのジャスチャーを見て,「息抜き」を常にしながら散策します.

 

問題は,すぐに浮いてしまうことです.頭を下にとジェスチャーされるのですが,逆さ向いたまま浮いてしまいます.結局手を引いてもらう私です.

 

20分ぐらい水底にいたでしょうか,一度ボートへ上がって,もう少し深いところへ移動します.

 

浮いてしまわないためには,頭を下に持っていくこと,キックを大きくゆっくりリラックスして打つこと,だそうです.でも大方,上出来だそうです.

 

さて,今度は水深が4mぐらいのところで潜水です.

 

さて深海?へ.先程より暗いです.ずーんと沈んでいくと,ぐぐーっと耳が痛くなってきます.必死で水抜きするんですが,上手くできるときとできない時があって,かなり痛いままです.「待って」のジェスチャーをしながらひたすら水抜きです.アーノルドは「o.k.?」のサインをずっとしてくるので,ちょっと痛いけど我慢して「o.k.」します.海底の触ると一瞬で閉じるイソギンチャクに触らさせられたり,魚の群れを見せられたりしているうちに耳が痛くなくなってきます.基本は口で吸って口で吐くなんですけど,口で吸って鼻で吐く,をしていると自然に水抜きができるようになりました.水中メガネは鼻部分も覆われていて空気があまり鼻から出せないので,自然に耳から出るようです.この要領ならいくらでも深い所にいれそうです.

 

アーノルドも楽しませようと,口から空気の輪を出したり,髪の毛の回りの空気を集めて空気鉄砲を作ったりしてくれます.もう痛いとか言ってられないです.

 

海底は山肌になっていて,片方はずーっと深いところへ斜面が続いています.反対側は水面に向かって斜面がせり上がっています.あまり深いところへいくのは良くないとのこと,中腹あたりを遊泳します.

 

そうこうしているうちにアーノルドがジャケットからパンを取り出して,渡してくれます.それを持っていると,色とりどりの魚がパンを食べに私の手を目指して押し寄せます.手をパクパクされます.魚の大群に包まれる感じです.どの魚も掌より小さく可愛いのですが,量が多いとそれなりに緊張します.これがこのダイビングの最大の見せ場だったらしく,これで終了となります.

 

約1時間くらいのダイビングでした.耳抜きさえできれば,お散歩のようなもので,誰でもできそうです.

 

さて,15:00から同僚の発表とその後共著者の発表なので,それまでに会場に戻らねばなりません.

 

間に合うのか!?

 

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