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NICOGRAPH発表報告: カメラでシンセサイザーの音を作る

2019年12月 5日 (木) 投稿者: メディア技術コース

メディア学部の大淵です。

しばらく間があいてしまいましたが、NICOGRAPHでの発表の紹介を続けたいと思います。2件目は、大学院生の渡邉さんによる「画像入力を用いたグラニュラーシンセサイザー」です。

Watanabe

渡邉さんは、様々なシンセサイザーの中でも「グラニュラーシンセサイザー」というものに興味を持って研究を進めています。グラニュラーシンセサイザーとは、既存の音楽などを長さ数ミリ秒ぐらいの粒(グラニュラー)に刻み、その粒を繰り返し再生することで音を作るというものです。そしてその原理ゆえに、どのようなグラニュラーを用意するかによって、できあがる音が大きく変わってくるわけです。

渡邉さんの研究は、このグラニュラー作りのステップで、カメラで取得した画像情報を活用しようというものです。発表ではデモ機による実演もあり、さまざまな写真が音に化けていく様子を見ていただくこともできました。今はまだ、写真を撮ってみるまでどんな音になるのかわからない状態ですが、この先研究が進めば、綺麗な音を作るための様々なコツがわかってくるのではないかと期待しています。

 

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