002(≒ 0182) おめでとうございます
2020年1月20日 (月) 投稿者: メディア社会コース
せわしくも令和初の年末年始が過ぎ去りました。個人的には1年前の年末年始とはとくにその違いを覚えなかったのですが、街中は新年号に移ったということで幾分明るいムードであったように感じられました。
さて、ご承知のように、日本人は数字と日本語の語呂合わせが好きです。この語呂合わせは、パズルや印象(記憶)付けをねらいとした遊び心から来るものであり、古来より何かと使われてきました。そして、その遊び方には“数字→日本語”と“日本語→数字”という大きく2つの流れがあります。
前者(数字→日本語)の典型例として、歴史的事変などが起きた年を音読した際に生まれる響きをカナとして起こすというものが挙げられます。私が小中学生の頃は、鎌倉幕府の発足を「1192年(イイクニ)作り」として覚させられました。今でも脳裏に焼き付いているので、単純な暗記学習としての一定の効果はあったものと思います。ただ、現行の歴史の教科書では、鎌倉幕府発足の年が1185年と記されています。実は近年、鎌倉幕府に関しては、歴史家・関係学者による史実の見直しがなされ、最近ではこの1185年が定説となっています。そして、その後にすぐに始まったのが、この年の語呂合わせです。もちろん政府公認にではないですが、いろいろなアイデアが出てきてほどなく落ち着いたのは、鎌倉が四方を山に囲まれていることから生まれた「1185(イイハコ(箱))作り」です。よくできていて、覚えやすいでいですね。
また、(数字→日本語)の別の例としては、無理数の概数把握のための語呂合わせがあります。例えば、√2(=2.2360679…)→“富士山麓オーム啼く…”、π(=3.14159265…)→“産医師異国に向こう…”などです。少し無理はあっても漢字まで入ると印象に残り、復唱がしやすくなります。
一方、後者(日本語→数字)はどうでしょう。通販などでは、電話番号をうまく語呂合わせして問い合わせを増やそうとする努力をしています。というよりかは、もとよりそういう番号を申請取得していますね。 “悩みなし→78374”(基本)、“おしゃれ→0480”(応用)、“いい品/よい品→1147/4147”(ハイブリッド型?)などです。
さて、このブログのタイトルの落ちは見えましたでしょうか。002は、令和2(年)のことです。そして、こちらの方が世には浸透しているようにも思いますが、0182の018は、令和を“れいわ”と仮名表記する際に自然に想像できるものです。その後の2は、002と同様の月名の飾りです。
本年が皆様にとって良い年でありますように!
以上
文責: メディア学部 松永 信介
(2020.01.10)
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