仕事は楽しいもの
2020年2月21日 (金) 投稿者: メディアコンテンツコース
私のうちのカレンダーには、毎週ひとつだれかの金言が載せられています。それを見るのが楽しみですが、ときどき「おやっ?」と思うことがあります。例えば、以下は寛政の改革で有名な松平定信の言葉がだそうです。
楽しきと思うのが
楽きの基なり
松平定信
これはちょっと、意表をつかれた気がしますね。腐敗した賄賂政治を立て直した堅物政治家かと思いきや、粋な言葉を残されたものです。なにごとも楽しんでやらなければいけない。そうですよね、むしろ、こういう考え方ができたからこそ、天明の大飢饉から藩政を立て直す難事業をやりとげられたのですね。
一方で、先週のNHKラジオ講座では、こんな言葉が紹介されていました。「ピーターパン」の原作者でもある、J.M.バリイ 氏が残された言葉です。
できれば何かほかのことをしたいと思わない仕事は、本当の仕事ではない。
Nothing is really work unless you would rather be doing something else.
James Matthew Barrie
「家に帰って寝てたほうがまし」とか「こんなの早く終わってゲームしたい」とか思うくらい大変でないと、それは本物の仕事ではない。仕事はツラくて当然ということですね。現代にも通じるポイントを押さえた、いい言葉ですね。
でも、このふたつの金言格言を並べてみると、おたがいに矛盾して聞こえます。
はたして仕事というものは、楽しむべきものなのでしょうか。
多少辛くとも、頑張ってやるべきものなのでしょうか
私は答えを、次のように考えてみました。
本当の仕事というものは「早く終わって別のことしたい」と思うほどツラい。
しかし、それでもそれを楽しんでやることが大事である。
あれ、ちょっとこれでは仕事中毒みたいですね。
あまり、いい答えではないようです。
みなさんも考えてみていただけますか?
コンテンツコース・佐々木が担当しました。
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