新型コロナウィルス感染の解析と可視化
2020年3月31日 (火) 投稿者: メディアコンテンツコース
現在、感染が広まっている新型コロナウィルス(COVID-19)ですが、その状況を分析するために、たくさんの可視化が行われています。
可視化は様々な情報を視覚的に表すことができるため、文章で説明されるよりも直感的にわかりやすいという利点があります。
ワシントンポストが3月14日に公開したウィルス感染のシミュレーション例は、テレビやインターネットなどで目にした人も多いのではないでしょうか?
https://www.washingtonpost.com/graphics/2020/world/corona-simulator/
「不要不急の外出を自粛してください」といわれても、それによってどのような効果があるのかイマイチわかりにくいですが、シミュレーションを見てみると感染の広がり方の違いは一目瞭然です。
北京大学のVisualization and Visual Analytics研究室では、様々な方法で新型コロナウィルスに関するデータを可視化しています。
https://vis.ucloud365.com/ncov/home_en.html
また、ジョンズホプキンス大学では、世界中の感染者数を可視化しています。https://www.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6
いずれの可視化例も、地図上に感染者数をマッピングしたものや、グラフにして表した事例が掲載されています。
これによって、どの地域に感染者が多いのか、どのように感染者数が推移しているのかがわかります。
ジョージワシントン大学では、新型コロナウィルス感染者の肺を実際のデータをもとに可視化しています。
https://www.youtube.com/watch?v=WGZXwZli2hI
これは先の例とは異なり、患者の体内を可視化しています。
他にもたくさんの情報や可視化事例が公開されていますが、残念ながらすべての事例が必ずしも正しいとは言えません。
単純に誤ってしまったものもあれば、意図的に情報をゆがめているものもあるかもしれません。
すべてを鵜呑みにせず、情報を自分なりに解釈し、正しい情報を取捨選択する力を身に着けることがとても大事なのです。
(文責:竹島)