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2019年度研究活動報告:第38回社会経済システム学会全国大会

2020年3月 3日 (火) 投稿者: メディア社会コース

学会報告の第2回目は、社会経済システム学会全国大会です。さる1026()、名古屋工業大学で2019年度第38回全国大会が開催されました。会場の同大学御器所キャンパスは、JR名古屋駅から二駅目の昭和区鶴舞にあります。名古屋大学医学部附属病院と名水で有名な鶴舞公園に面した、閑静な場所です。

今回の学会では、当ゼミ生の報告は行っていません。当学会では博士課程以上の研究者にしか報告が認められていないからです。学部学生の報告も盛んな工学系学会とは異なり、一見閉鎖的な印象がありますが、人文社会系学会では標準的な扱いです。今回は、筆者があるセッションの座長を務めての参加でした。当日のプログラムは以下の通りです。

https://jasess.jp/wp/wp-content/uploads/2019/2019conferenceProgram_final-1.pdf

筆者のセッションでは3人の会員からの報告がありました。

  • 「朝バナナダイエット」ブームが平成年国民健康・栄養調査に与えた影響について:大貫裕二(お茶の水女子大学)
  • 相加相乗平均と期待効用仮説:川山里菜(福岡大学大学院)・入江雅仁(九州共立大学)・藤本浩明(福岡大学)
  • 仕入税額控除制度モデルにおけるラムジー・ルール:楠本千裕(福岡大学大学院)・入江雅仁(九州共立大学)・藤本浩明(福岡大学)

福岡大学チームの報告は大学院生からのものです。当学会ではなぜか筆者はこのチームの報告セッションを依頼されることが多いです。

さて、「朝バナナダイエットブーム」を報告した大貫さんは、本籍は霞が関にある某官庁の職員です。一見するとかなり領域の絞られたテーマですが、統計分野に知見のある方で、栄養管理の文献も渉猟した、実態解明を企図した報告でした。そして、現在統計改ざんが大きな社会問題になっていますが、今回の実態解明を行った報告も、彼の強い規範意識から生まれたものでした。

(メディア学部 榊俊吾)

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