卒業研究「ミュージック・アナリシス&クリエイション」・最終[中間]発表開催報告
2020年3月13日 (金) 投稿者: メディアコンテンツコース
さる2月3日(月)に「ミュージック・アナリシス&クリエイション」研究室の卒業研究発表会を開催しました。
本研究室は例年、上の写真のようにポスター形式で実施しており、今回は最終発表11名、中間発表1名の計12名が、それぞれ研究内容をまとめたポスターを前に説明を行いました。以下は研究テーマの一覧です。
1)『beatmaniaⅡDX』収録曲の特徴とゲーム性に関する研究
〜「kors k」及び「Ryu☆」の楽曲を中心に〜」
2)「乃木坂46の楽曲の分析 ~発売時期に見る作曲・編曲の特徴~」
3)「日本におけるジャズの受容と変容の研究
~第二次世界大戦による影響を中心として~」
4)「シティ・ポップの分析 ~70年代/80年代と現代を比較して~」
5)「近藤浩治のゲーム音楽における楽曲制作手法に関する研究
~スーパーマリオシリーズを対象として~」
6)「ホラーゲームの非戦闘シーンにおける音響演出に関する研究
~廊下マップにみる「隠した表現」~」
7)「日本における恋愛を題材にしたポピュラー音楽の分析
〜1970年代と2010年以降〜」
8)「カーペンターズの楽曲の分析 ~トップ・オブ・ザ・ワールドを中心に~」
9)「Data Musicalizationによる楽曲制作 ~人の属性を素材として~」
10)「「キングダム ハーツ」シリーズにおけるBGMの音楽的特徴
~プレイヤーの感情を誘導する場面に着目して~」
11)「K-popにおける反復要素に関する研究
~Black Eyed Pilseungの楽曲を中心として~」
12)「『Bloodborne』の戦闘時における音楽の特徴
~ボス戦に見る世界観を意識した臨場感の演出について~」<中間発表>
上記のように、音楽に関連した幅広いテーマを扱うのが本研究室の特徴ですが、カテゴリーで見ると今回は「ポピュラー音楽(洋楽・邦楽)の分析」が6件と最も多く、次いで「ゲーム音楽・音響関連の研究」が4件、「ジャズの歴史研究」と「楽曲制作」がそれぞれ1件という内訳でした(※ちなみに昨年度はゲーム関する研究が一番多かったです)。特に9)のような音楽作品の創作(本研究室の名称にある「クリエイション」の部分です)を目的としたものは実に3年ぶりで、そういった点からも例年以上に多彩なテーマでの発表となりました。
当日は本研究室の次年度卒研着手学生も参加し、積極的に発表者に質問していましたが、彼らが今後どのように研究に取り組み、それぞれ形にしていくか楽しみです。
(文責:伊藤謙一郎)
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