専門演習 「CGアニメーション」学生作品の紹介
2020年3月 9日 (月) 投稿者: メディアコンテンツコース
皆さんこんにちは。メディア学部 特任講師の川島です。
今回は、私の担当する専門演習「CGアニメーション制作」の学生作品を紹介します。
作品の前に、この授業のことについて簡単に説明します。
メディア学部にはCGクリエイターになるための技術を学ぶことのできる授業がたくさんありますが、この授業ではアニメーションのキー技術であるモーションキャプチャ技術を学び、それをフル活用した作品制作を行います。この授業ではCGモデルの美術的な完成度の追求には時間をかけず、アニメーションにひたすらこだわります。キャラクタの動きの魅力とセリフや文字に頼らないストーリーテリングにこだわった企画を立案し、プロのセオリーを学びながらグループワークを行っています。本学のモーションキャプチャスタジオではこれまで多くの劇場映画・テレビ番組・ゲームなどの商業作品の制作を行ってきた実績があります。この授業は、そのような本格的なスタジオで実践的な技術を学ぶことができる貴重な機会です!
では、作品をどうぞ!
チーム名:片倉ファイブ
ARゲームとその中で展開されるガチャの当たりはずれを展開やバトル演出を織り交ぜた作品設計を思い浮かべた。またAR世界の展開と現実世界の展開を入れ最終的には現実の世界で取り返しのつかないような展開も取り入れコメディ的な要素も取り入れたかった。動きに関してはARと少し非現実的な世界観なのでスタイリッシュかつ激しい動きを展開できると考えた。
チーム名:Studio Life
主人公が落ちている財布を拾い、その財布を盗むか、届けるかの葛藤を天使と悪魔で表現しています。主人公の動きももちろんですが、天使と悪魔のやり取りにも注目してみてください。少しコメディ要素が入った日常系となっているので、クスっと笑ってもらえたら嬉しいです。
チーム名:抹茶パフェ
うごくメモ帳の「〇〇VS棒人間」シリーズにインスパイアを受け作りました。
懐かしい気持ちになってもらいつつ楽しんでもらえたらと思います。
チーム名:Team : VENDOR
この作品は、怒りっぽいがどこか憎めない主人公が、飲み物が出てこない自動販売機と格闘するコミカルなバトル作品です。
チーム名:BOX
この作品は赤グローブの大きい選手と青グローブの赤より一回り小さい選手とのボクシングの試合を描いた作品です。それぞれのキャラの動きに違いをつけ撮影を行ったり、連打のシーンに残像をつけより早く腕を動かしたようにみせたり、最後の赤が殴るシーンをスローにしより力強く見えるようにするなど工夫を行いました。また、「よそ見」という試合ではめずらしい動きや殴られた青が大きく吹っ飛ぶなどアニメーションならではの表現を付けました。
文責:東京工科大学 メディア学部 川島基展
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