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ライブコーディング!

2020年3月21日 (土) 投稿者: メディア技術コース

メディア学部の大淵です。

2月の5日から7日まで、アイルランドのリムリックで開催された、Interanational Conference on Live Codingに参加してきました。

ライブコーディングというのは、ステージ上でプログラムコードを書き、それがリアルタイムで音楽や映像を生み出していくというパフォーマンススタイルのことです。この学会は、小規模ながらも世界トップレベルのコーダーたちが集まり、研究発表とパフォーマンスを行うイベントです。そして私の研究室からは、大学院修士1年の松井啓生さんが発表者兼パフォーマーとして参加しました。

工学系の一般的な学会は、基調講演と一般講演(口頭発表とポスター発表)、デモ発表、パネルディスカッションなどからなるプログラムを朝から夕方まで実施します。あとは夜に懇親会があるぐらいですが、この学会は夜の部も充実しています。初日と2日目は一般講演と同じ場所で"Evening Concert"が行われ、さらに最終日の夜には、街中のバーを貸し切り、"Algorave"と呼ばれるセッションを深夜まで行うのです。下の写真は、左から順に、初日夜のEvening Concert、3日目朝のポスター発表、3日目夜のAlgoraveの様子です。

Iclc

松井さんの研究は、このライブコーディングの世界に、機械学習を使った映像の自動生成技術を持ち込むという意欲的なものです。それをポスターセッションで発表するだけでなく、Evening ConcertとAlgoraveでの実演でも披露してみせたのです。結果として、発表も実演も大好評で、わが研究室としても、新しい分野に一歩踏み出せたかなという気がしました。

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