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新聞を再発見しよう! 連載#5「日本経済新聞」

2020年4月17日 (金) 投稿者: メディア社会コース

こんにちは、メディア学部社会コースの森川です。
今日は「日本経済新聞」(以下、日経新聞)のご紹介です。
 
これまで紹介してきた読売、朝日、毎日が一般紙であるのに対し、日経新聞はビジネス情報に特化した経済紙(産業情報紙)です。
しかし、購読者数の多さと、社会や政治、スポーツ等、経済以外の話題も多く扱っていることから、一般紙同様に扱われているため、今回このブログでも取り上げることにしました。
 
日経新聞は、とにかく企業情報が豊富です。
他の新聞にはないビジネス関連記事が満載ですので、ビジネスパーソンだけでなく就活生にも大いに役立つでしょう。
見出しを追うだけで、大きなニュースや景気動向がわかる作りになっているため、忙しい時でもざっくりとその日の重大情報をインプットすることが可能です。
ただ、経済やビジネスにあまり関心がないと、とても難しい、つまらない新聞だと感じると思います。
情報量もかなり多いので、興味がなければ全く読む気をなくすかも知れません。
 
政治的立場は保守ともリベラルとも言われることがありますが、中道と言っていいでしょう。
政治的な視点よりも、経済界の視点で政治を見ている感が強いです。
政権寄りの論調になるのは、新聞社として保守の姿勢を表明しているわけではなく、政権が安定すると経済も安定するから、というわけです。
経済界を盛り上げる政策を支持する傾向にあると思います。
 
日経新聞で特筆すべきは「私の履歴書」という最終面に連載されているコラムです。
文化人やビジネスパーソン、政治家、芸能人など、大きな功績を残した人が、生まれた時から現在までのエピソードを履歴書風に語る自叙伝的な内容になっています。
既にリタイアしている高齢の人物が登場することが多く、戦時中の話や戦後間もなくの混乱した時代の話がしばしば語られるので、庶民の昭和史としてもかなり読みごたえがあります。
1956年に始まった長期連載で、同年には松下電器産業の松下幸之助社長(当時)や少年探偵団シリーズで有名な作家の江戸川乱歩も取り上げられました。
2010年以降に登場したのは以下のような人たちです。
  
・細川護熙(元首相)
・蜷川幸雄(演出家)
・安藤忠雄(建築家)
・渡辺淳一(作家)
・王貞治(福岡ソフトバンクホークス会長)
・宮内義彦(オリックス会長)
・豊田章一郎(トヨタ自動車名誉会長)
・ジョージ・W・ブッシュ(米元大統領)
・コシノジュンコ(ファッションデザイナー)
  
蜷川さんや作家の渡辺淳一さんはその後お亡くなりになりましたね。
この連載が貴重な本人の証言になったと思います。
ビジネスや経済に一切興味がない人でも楽しく読めると思いますので、日経新聞を手に取ることがあったら是非読んでみてくださいね。
 

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※ 画像はイメージです。
 
  
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(メディア学部 森川 美幸)

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