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新聞を再発見しよう! 連載#2「読売新聞」

2020年4月14日 (火) 投稿者: メディア社会コース

こんにちは、メディア学部社会コースの森川です。
昨日のブログに書いた通り、今日から6日間に渡って、東京で購読できる新聞の紹介をしていきたいと思います。
 
今回は、日本国内だけでなく、世界でも第一位の発行部数を誇る「読売新聞」を取り上げます。
多くの皆さんは、読売新聞と言えば読売巨人軍を思い出すのではないでしょうか。
そうです、ジャイアンツの親会社の新聞社です。
かの「ナベツネさん(渡邉恒雄氏)」は読売新聞の社主、つまり読売新聞のトップなのです。
だから巨人軍の運営にも大きな発言権を持っているわけですね。
当然読売新聞のスポーツ欄では、巨人の情報を大きく取り上げます。
もちろん巨人寄りの視点で。
 
ではスポーツではなく政治的な視点はどうかと言うと、読売新聞は保守的(右寄り)だと言われています。
保守というのは、つまり、旧来の風習や伝統を重んじ、保存しようという考え方のことです。
現在の政権与党である自由民主党(自民党)は保守的な政党であり、読売新聞は基本的に自民党に寄り添う立場を取っています。
その象徴とも言える出来事が、2017年に起こりました。
2020年までに憲法を改正して施行したいとする自らの発言について、国会で追及された安倍晋三首相が、具体的な答弁を拒み、「自民党総裁としての考え方は、相当詳しく読売新聞に書いてありますから、それを熟読していただいてもいいのでは」と述べたのです。
確かにその数日前の読売新聞に、安倍首相の単独インタビューが掲載されていました。
政治のトップと、権力を監視すべきメディアがこれだけ密接な関係を築いていることに対し、多くの意見が噴出したのは言うまでもありません。
 
とは言え、読売新聞は大衆紙の代表なだけあって、とても読みやすく作られています。
取り上げるトピックも、話題性のある事件やエンタテインメントネタが多いです。
新聞を読み慣れていない人にとっては、とっつきやすいかも知れません。
朝刊1面の「編集手帳」、夕刊1面「よみうり寸評」、朝刊解説面の「五郎ワールド」など、興味深いコラムも掲載されています。テレビで話題になっている人や芸能人のインタビューがよく載っているのは、グループ会社に日本テレビがあるためでしょう。
 
わかりやすく、楽しんで読める記事が多い新聞ですが、社説や政治面を読む際は、保守の新聞であることを意識した方が良いと思います。
 
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※画像はイメージです。
 
  
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(メディア学部 森川 美幸)

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