セブ島日誌8
2020年5月18日 (月) 投稿者: メディア技術コース
2019.10.26 18:00
文責:榎本
ようやく、発表も終わったので、打ち上げです。500店舗ぐらいの屋台が立ち並ぶという繁華街へ。
さて、フィリピン交通事情。
フィリピンには電車がありません。これまで我々は移動にはタクシーか徒歩を使ってきていたのですが、とっても気になるファンシーな乗り物が走っています。
こいつです。あたかもどこかの遊園地から抜け出してきたような路面バスです。Jeepny(ジープニィ)と言います。ジープを改良して作っているそうです。
乗り口は、後ろに開放された入り口。
で、左右向かい合わせに長椅子が配置されており、客はここに座るか、
ぎゅうぎゅうの時は、入り口にぶら下がります。
バス停らしき看板もなく、どこからどこへ路線が通っているのかも検討がつかず。かなり一見さんにはハードルが高いです。でもとっても気になる存在です。
なんと、我々一行の昼間に発表していた女の子が、今朝、このバスに乗って会場に来たというのです!おそらく、大きなショッピングモールからたくさんの路線が出ているだろうと検討をつけ、会場となる大学行きのバスが何番でどこにくるかを聞いて、乗ってきたというのです!なんと、ワイルド!
ちょちょちょっと、乗り方を教えてくれと。実は、Google Mapで行き先の地名を入れると、実はバス停と路線とバスの番号が表示されます!ということは、どこでどれに乗ればいいかが分かります!
で、どうやって乗り込むかですが、バス停で「乗ります」という素振りを見せます。すると、止まってくれるので、無理やり中に押し入ります。
押し入りました!入った時は、へ、空いてない!と思ったのですが、みんなが少しずつ左右に詰めてくれます。すると微妙な隙間ができるので、そこにお尻を押し込んで、左右へ振ると、あら不思議、3人分ぐらいの席はすぐに空きます。人間のお尻ってみんな柔らかいから、変幻自在なんですね!?
で、乗車料金はどうやって払うかなんですけど、一人の乗車料金は7ペソです。格安です。小銭です。それを、運転手に渡して降りるわけです。
しかし、車内は歩く余地がないほど狭いです。
わかりやすいように、こちらから写真お借りしました。
もう膝と膝がくっつく距離で座ってます。
幸い7ペソあったとしたら、それ隣の人に渡します。すると、伝言ゲームのように隣から隣へその小銭が手渡していかれ、
最終的に運ちゃんに到達します!
もし、小銭がぴったりなく、最小紙幣である20ペソとかしかなかったら、「one person」と言って、同じように隣の人に手渡します。二人分の時は「two persons」と言います。すると、小銭とそのつぶやきが伝言され、運ちゃんに到達し、運ちゃんがお釣りを最寄りのお客さんに渡します。それが、あれよあれよと手から手へ戻されて、持ち主のところまで無事に戻ります。
私が感動したのは、運ちゃんがお釣りの額を間違えたときです。最初に受け取ったお客さんが。「いや間違ってるぞ」的なことを言ってくれて、お釣りをもらい直してくれたのです!なんたる、ヒューリスティック!!!この国にSuicaが到来しませんように。
ドキドキしながら初Jeepnyを体験し、テンションの上がった我々は屋台街へ!
この時代が懐かしい。。。
早く世界が元の世界に戻りますように。
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