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大学生活の”新しい日常”を「幸せホルモン」を増やして乗り切っていきましょう!

2020年5月22日 (金) 投稿者: メディア技術コース

5年前から新しい研究テーマを始めた健康メディアデザイン研究室の千種(ちぐさ)です。人体を健康メディアとしてとらえメディアをつかって自らの健康をデザインするための研究を行っている研究室です。

 新型コロナウイルスとの関わり方も共存していくという流れになってきました。また東京工科大学の学生の皆さんもそろそろ授業が始まっている時期です。 新しい生活様式とか"新しい日常"を始めたい人も始めなければいけない人も今はどんな感じでしょうか。先行きが見えなくて不安な人も、ネガティブなニュースが多くてネガティブな気分な人も、アルバイトが無くなってたっぷりと睡眠できている人、人と関わることが減ってのんびりできている人も、自分の時間が増えて楽しんでいる人もいると思います。今の皆さんの状況は千差万別だと思います。

 最近、千種が「健康メディアデザイン」の次に興味を持っている分野は「幸福学」です。国連が定めた2030年までに達成するべき17の目標を定めたSDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)があります。SDGsには169のターゲット、232の指標があって、世界中の国々がSDGsに即した行動に取り組んでいます。では、17の目標が達成されると人類はどうなるのか?僕や私はどうなるのか?ということについての説明はあまり見ることはありません。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、「裕福さ」を目標として成長することが求められてきた「グローバル経済+資本主義」が持つ欠点が明らかになりました。産業革命以降発展してきたこのシステムを改良することもできるかもしれません。しかし、そもそも資本主義は「裕福さ」=「豊かさ」として、目標値の向上が目的であったはずです。

 そこで「豊かさ」についてさらに考えてみると「幸福」や「幸せ」という言葉にいきつきます。つまり「豊かさ」=「幸せ」でないかと。「幸せ」ならば万人が望む目標ではないでしょうか。そして幸福学では「幸せ」を定量的に測定しようとした「幸福度」という指標が使われていますが、様々な尺度が定義されてきました。以前、ブータンが世界一幸せな国というニュースもありました。

 一方、僕や私の「幸せ」はどうなっているの?という疑問に答える指標があります。人類共通の体内に存在する「幸せホルモン」です。やっと「健康メディアデザイン」の領域に戻ってきました() 一般に幸福ホルモンとして①セロトニン、②オキシトシン、③ドーパミン、の3種類のホルモン物質が知られています。これらの効果、増やす方法、不足時の弊害を、表にしました。

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①セロトニンは精神安定などの効果があり、たくさん生成された夜は熟睡できます。②オキシトシンはスキンシップやおしゃべりによって増大し、精神安定や記憶力向上に役立ちます。③ドーパミンはやる気アップや達成感が得られる効果があります。何か目標を達成したり、新しい行動を始めると増大していきます。それぞれ興味のあるキーワードが見つかったら、Google検索したりしてさらに調べてみてはいかがでしょうか。

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