【広告はいつも今と向き合う②】国連からの公開ブリーフ/世界のクリエイターのみなさんへ(メディア学部 藤崎実)
2020年5月 5日 (火) 投稿者: メディア社会コース
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界中で感染拡大を広げています。こうした世界的な状況に対応するため、2020年3月31日、国際連合(United Nations)から世界中のクリエイターに向けて、ブリーフが公開されました。ブリーフとは広告業界の用語で、広告を依頼する書類のことです。
これは全世界中クリエイターに向けた、世界的な呼びかけなのです。
ブリーフは、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、世界中の人々が取るべき行動を促進するようなメッセージを込めた作品を考えて公開して欲しいという内容です。
また、行動を促すコンテンツの募集も行われ、提出されたコンテンツから選考を経た10つ以上のコンテンツが国連のプラットフォームで公開されることになっています。
◆「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との闘い ~国連からのクリエィティブ産業の協力を求めるグローバルな呼びかけ~)」 国際連合・広報センターのサイト
◆国連グローバルクリエイティブへの呼びかけ-COVID-19の蔓延防止にご協力ください(公開ブリーフ)
◆コンテンツ作成の協力が求められる、6つのアクション(キーメッセージ)とは、以下のとおりで、概要の日本語版PDFは、こちらです。
・個人の衛生管理(Personal Hygiene)
・身体的距離の確保(Physical Distancing)
・症状の理解(Know the symptoms)
・やさしさの伝染(Kindness contagion)
・迷信への対抗(Myth busting)
・さらなる行動、寄付を(Do more, donate)
広告クリエイターの仕事は、コミュニケーションを考えることです。
一般的に、広告は商品を売るための仕事だと思われがちですが、実際の広告業界が行っていることは、もっと幅の広い内容となります。
人の行動を促すための、コミュニケーション・デザインという領域も、広告コミュニケーションの役目なのです。
(メディア学部 藤崎実)
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◆【広告はいつも今と向き合う】ブログ アーカイブス
【広告はいつも今と向き合う①】2020年の広告コミュニケーションができること(メディア学部 藤崎実)
【広告はいつも今と向き合う②】国連からの公開ブリーフ/世界のクリエイターのみなさんへ(メディア学部 藤崎実)
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