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Calvin and Hobbes(本の話 #2)

2020年7月21日 (火) 投稿者: メディア技術コース

大分前に本についての話を書いて以来の第二弾です。今回はマンガです。マンガといっても日本の漫画ではなく、アメリカの新聞連載用の、いわゆるコミック・ストリップというやつです(多分…)。代表的なものに、Peanuts(スヌーピーのでてくるやつ)があります。そのなかで、私が好きな作品にCalvin and Hobbesというタイトルのものがあります。画像にあるように、絵はとてもきれいでかわいくもある絵柄ですが、内容はなかなか皮肉が効いているようなものが多いです。主人公がカルビン ( Calvin ) という小学生(6才)の男の子で、ホッブス ( Hobbes )はカルビンのペット?の虎です。といっても、他の人からみると虎のぬいぐるみです。くまのプーさんと同じアプローチですね。このカルビンが、外見のかわいさに似合わずかなりひねた性格なところと、虎ホッブスが結構冷静なツッコミをするところが面白い部分です(だから好きなんですね、というE先生の声が聞こえてくる…)。

 

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Calvin and Hobbesのコミック本

 

 

始めにこのコミックに出会ったのは、確かこのキャラクターのカレンダーをもらったことだったと記憶しています。ちょうど上の左側の図にある、カルビンとホッブスが踊りまくっているページが表紙になっていたと思いますが、それに惹かれたことから本を探して購入しました。その後はその内容が好きになって、次々に本を見つけては購入していたのですが、あるとき海外での学会に参加したときに街中で本屋に入り、なんとこのコミックの全集を売っているのを発見してしまいました。ほとんど衝動的に買いそうになってしまいましたが、なんとか思いとどまりました。というのも、下にある画像でおわかりになると思いますが、凄く重かったのです(今測ったら3冊組で10Kgでした)。これをわざわざ海外から持って帰るのは流石に厳しい…、と、あぶないところで正気に返りました。その後、めでたく日本からネットで購入して、いまは無事所有に至っております。しかしこの全集は、全てを所有しているという満足感を与えてはくれるものの、読むのには大きくて重くて不向きです。ということで相変わらず読むのは上の軽めの本ということになっています(はっ、いかん。これではまるでオタクみたいではないか…)。

 

 

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重量級の全集本(全3巻)

 

 

コミック・ストリップというと私にはもう一つ思い出があります。高校のときの英語の先生が変な人で、教科書を使わず、なんかのコミックを毎回プリントにしてきてそれで授業をしたのです。いまとなっては何のコミックだったか全く忘れてしまいましたが、ちっとも面白くなかったことだけは覚えています。英語の読解力がなかったからかとも思いますが、先生が解説してくれても全然おもしろくありませんでした。若者だったからでしょうか…。そもそも、その先生の説明の仕方も、面白いとは全く感じていないような語り口でした…。まあ、それはさておき、コミックというのはアメリカの新聞に連載されているものでその英語は口語ですから、This is a penで教育された我々には理解が難しく、また、それを理解しても一般の英語を理解するのに全然結びつきませんでした(すくなくとも、そのときは)。Calvin and Hobbesを教材にしてくれていたら、もう少し違っていたのかもしれませんが、そのときはまだ描かれてなかったはず…。テレビでよく、外国の方が日本語をマンガで覚えたと言っているのを目にしますが、マンガの言葉遣いで言葉を覚えるのはよさそうでも難しいのでは、と感心します。でも、実際に使われている言葉を知ることができるという意味ではいい教材ですよね。ということで、日本のマンガを外国語に翻訳されたものを見つけると、試してみたくなってつい購入してしまうのでした(全然身につきませんけどね…)。

 

 

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太田高志

 

 

 

 

 

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