ここにも7が (2)
2020年7月 7日 (火) 投稿者: メディア社会コース
今日は、7月7日、七夕です。
七夕と書くのは、七月七日で七が重なり、星の見られる時間から夕刻ということでしょう。
たなばたという呼び名は、いずれもそう読める、棚機からとも棚幡からともいわれています。
織姫と彦星といいますが、正確には織姫あるいは織女(しょくじょ)と、牽牛あるいは牽牛郎(けんぎゅうろう)です。
星の名前ならば、織姫星と彦星です。天の川をはさんだ両側にあるといいますが、
細かくいうと、星がよく見える場所では、彦星は天の川の一部のように見えます。
1年に1度しか会えないとされるところがロマンチックなわけですが、
紀元前とも推測される、早い時代に成立した伝説なので、多くの伝説や物語のもとになり、
天の羽衣、天の軍、天に帰るといったところが、かぐや姫の竹取物語にも影響しているように思います。
ところで、なぜ、短冊に書くなどの、願い事をするのでしょうか。
織姫が、名前のとおり、機(はた)を織る、つまり、織機を使って布を織るのがうまかったことから、
同じように手先が器用になることを願うというのが始まりのようです。
そういうことから、手技手芸の上達が本来の願うべき内容でしょうが、いまは何でも願いますね。
今年は、この状況の終息を願いたいものです。
七夕は、日本では、お盆と関係したり、各地のお祭りと融合したりしています。
ただ、7月7日は、梅雨のところもあり、星がよく見えないかもしれません。
旧暦七月七日が本来の七夕だからですが、現在、旧暦ではありませんからわかりませんね。
さいわい、国立天文台が、伝統的七夕として、ほぼ旧暦七月七日にあたる日を特定してくれています。
今年2020年は8月25日です。
もし、今日、星が見えなければ、この日に七夕をしてもいいですね。
今日は、このあたりで。明日に続きます。
(メディア学部 小林克正)
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