ここにも7が (3)
2020年7月 8日 (水) 投稿者: メディア社会コース
数字の7にまつわることがらですが、昨日、伝統的七夕に言及しましたから、
今日は、日本の伝統に残る7を取り上げます。
初詣に多いようですが、それに限らず、七福神めぐりをするという人もいます。
七福神は、
恵比寿、大黒天、毘沙門天、弁財天、福禄寿、寿老人、布袋
という七柱の神仏ですが、本来、無関係の神様仏様を、生活に関連するさまざまなご利益まるごとを願って、
一度にめぐるというのは、日本らしいと思います。
こちらはお正月だけですが、1月7日に七草粥を食べるかもしれません。
これに使うのは、春の七草で、
芹(せり)、薺(なずな、ペンペングサの若葉)、御形(ごぎょう、ハハコグサの若芽)、繁縷(はこべら、ハコベの上のほうの若葉)、
仏の座(コオニタビラコの若葉)、菘(すずな、カブの葉)、蘿蔔(すずしろ、ダイコンの葉)
です。
秋の七草もあって、こちらは食べられませんが、
萩(はぎ)、桔梗(ききょう)、葛(くず)、藤袴(ふじばかま)、女郎花(おみなえし)、
尾花(おばな、ススキ)、撫子(なでしこ、カワラナデシコ)
です。
他の数字との組み合わせになりますが、
子供の成長を願う七五三や、俳句の五七五なども7がはいっています。
俳句や、やはり7のはいった短歌の五七五七七は、口調よく、ものを覚えるのにも有効です。
たとえば、上の秋の七草は、短歌のように、次を口ずさむと覚えられます。
はぎ、ききょう くず、ふじばかま おみなえし おばな、なでしこ 秋の七草
それでは、今日はこれで。明日に続きます。
(メディア学部 小林克正)
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