2020年3月に卒業された卒業研究「プロダクトデザイン」のポスター紹介 その1
2020年7月15日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース
プロダクトデザインの2020年のメンバーも3月に全員無事に卒業しました。コロナ禍でいつもの大学全体での卒業式が出来ない中、毎週のディスカッションで集合した卒研室にメンバーが集合し、学長の代理としてメンバー全員に学位記を授与することができました。
この学年もポスター公開を全員が快諾してくださっています。何回かに分けて紹介させていただきます。
今日は、飯村さん、石井さん、江畑さんのポスターです。
飯村さんは、プラスチック製品を使い捨てることによる地球環境問題を指摘し、また形状を再考察したいという思いを重視し、業務用のマドラーのデザインに取り組みました。調査結果を踏まえ、アイデアスケッチや身近なモノを観察する中で、螺旋形状の興味深さに気づきました。砂糖を溶かす時に螺旋が効果的に働くことに気づきました。さらに砂糖もスティック形状のものを商品として供給することを提案し、問題解決案としてのデザイン提案を行いました。
石井さんは、小物の制作を趣味としており、同じ趣味の仲間との意見交換の中で、気軽に、そしてある程度の品質で撮影できるブースの存在が乏しいということを指摘しました。調査の結果、今はスマホで撮影することが多いことや、ブースを使用しない収納時には小さくしたいというニーズが高いことが分かりました。このことを踏まえ、この目的に適したブースの素材を調査し、折りたためることが容易で、光の拡散が少ない素材で構成された小物撮影用ブースのデザイン提案を行いました。
江畑さんは、現代人の必須アイテムともいえるスマホに着目し、一方、本体とは別にそのケースについてもユーザーの好みに応じてか、各種のデザインのケースが普及していることを指摘しました。調査の結果、ケースはユーザーの美観に対するこだわりが予想されたものの、スマホ本体を守るという本質的と思われるニーズが圧倒的に高いことが分かりました。このことを踏まえ、スマホの寸法・重量の増加を抑えたベルト状のケース(補強固定具)のデザイン提案を行いました。
メディア学部 萩原祐志
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