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シナリオ関連書籍の紹介

2020年7月17日 (金) 投稿者: メディアコンテンツコース

みなさん,こんにちは。メディア学部実験助手の菅野です。

このブログにも何度かシナリオの話が掲載されていますが今回はシナリオに関する書籍を一冊ご紹介します。

 

『アニメ・シナリオライターへの道!

著者:藤田伸三、出版社:立東舎、発売日:2018920 

http://rittorsha.jp/items/17317440.html

 

この書籍ではまず冒頭で「シナリオは映画や映像の設計図だ、という言葉、聞いたことありませんか?」という問いかけから始まるのですが、そこから前半はシナリオの書き方や書式の説明を行い、後半はタイトルにもなっているアニメ・シナリオライターになるための方法として、デビューまでの道のりや、実際にアニメ・シナリオライターになった後の仕事内容などについて解説しています。

アニメ・シナリオライターに限った話ではないのですが、シナリオライターになるためには様々な方法があり、逆に言うなら「こうすればシナリオライターになれる」という、明確なキャリアパスがあるわけではありません。この書籍でも、様々な事例や実際のシナリオライターへのインタビューなどを載せたうえで、「プロへのルートを見つけましょう」と述べています

東京工科大学のメディア学部で、シナリオの研究と教育を始めた頃は、こういった本がそれほど出版されておらず、今回取り上げた書籍のように「アニメのシナリオ」と、ジャンルを指定される例は、最近になってようやく見かけるようになった印象です。ゲームや、ライトノベルのシナリオを対象にした書籍も増えています

プロジェクト演習「シナリオアナリシス」の参加者をはじめメディア学部には、「将来的にはプロのシナリオライター」になりたい、と考えている学生もいます。そんな皆さんにおすすめの本かな、と思います。

(文責:兼松祥央)

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