IMPからSmart IMへのチャレンジ
2020年8月 2日 (日) 投稿者: メディア社会コース
急速なICTの進展に伴い、私たちはSociety 5.0と呼ばれる時代に身を置いています。そして、この新たな社会環境のもと、教育システムも変革が求められており、AIによる学習支援は今急速に広まっています。これまで教師が担っていた役割の多くがAIに取って代わられるという日も、そう遠くはないかもしれません。とは言え、教師の役割がすぐに消えるというわけではありません。カリキュラムの設計や学習課題の創出は、まだまだ人が担う必要があります。また、アナログ的感性が欠かせないメンタリングやカウンセリングなども引き続き人が担うことでしょう。
さて、研究スタイルをある程度確立してきたIMPですが、このパラダイムシフトを受け、数年前よりプロジェクトのスキーム(/ヴィジョン)の見直しを進めてきました。そして、満を持して本年度立ち上げたのがSmart IM(Smart Instructional Media)です。下図は、Smart IMの研究スキームです。
5日前のブログ記事にIMPの研究スキームの図を添えましたが、それとは似て非なる構図です。依拠する2つのデザイン理論はIMPのときと同じですが、Smart IMのスキームではそのIMPを内包しています。少しややこしいですが、IMPの研究スタイルや研究成果は保持しつつ、そこに新時代に見合うICTの援用の探求が加わります。そこで、ビジョンを明確化するために、ユーザエクスペリエンスとラーニングアーキテクチャーという2つの研究視点を設けました。ユーザエクスペリエンスは、正にユーザの体験を意識した研究スタンスです。一方、ラーニングアーキテクチャーは、ユーザエクスペリエンスを裏で支える技術的なことや教授設計を考案することを主とする研究スタンスです。
(文責: メディア学部 松永)
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