スマートフォンアプリで今を知る、情報源を探索する
2020年9月23日 (水) 投稿者: メディア技術コース
5年前から新しい研究テーマを始めた健康メディアデザイン研究室の千種(ちぐさ)です。人体を健康メディアとしてとらえメディアをつかって自らの健康をデザインするための研究を行っている研究室です。
皆さんはtwitterやinstagramを利用していますか?2020年の新成人のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の利用割合(https://honote.macromill.com/report/20200107/)は、
LINE:96%、twitter:80%、instagram:67%、Facebook:16%、となっています(下図)。中でもtwitterは今を知るSNSとして広く知られていて、今現在の電車の遅延やTVチャネルの視聴率を知るのにも活用されています。
さらに積極的に利用されているのがtwitterアプリの”トレンド”や https://twittrend.jp/ の外部サービスなどです。その一つとして「Yahoo!リアルタイム検索」があります。Webサービス(https://search.yahoo.co.jp/realtime)としても専用アプリ(https://promo-search.yahoo.co.jp/realtime/wadainow/ iPhone版 & Android版)としても提供されています。twitterユーザでなくても、過去30日間までさかのぼってtwitterのトレンドを知ることができ、さらにその時間的変化や感情の度合いも知ることができるサービス/アプリです。
以前、「大学生活の”新しい日常”を「幸せホルモン」を増やして乗り切っていきましょう!」と題して、メディア学部ブログの
http://blog.media.teu.ac.jp/2020/05/post-6aa964.html
にて、①セロトニンと②オキシトシンと③ドーパミン、を取り上げて、『①セロトニンは精神安定などの効果があり、たくさん生成された夜は熟睡できます。②オキシトシンはスキンシップやおしゃべりによって増大し、精神安定や記憶力向上に役立ちます。③ドーパミンはやる気アップや達成感が得られる効果があります。』と紹介した記事を書きました。
9月15日現在、ヤフーリアルタイム検索で「幸せホルモン」と検索し、30日間表示にすると、8月25日に小さなピークがあり、全体の感情はポジティブであることが分かります。
しかし、もっとブームを作るようなインパクトの強い大きな情報源があるはずですよね。
これを実現するのがGoogle TrendというGoogleの検索されたキーワードの件数をグラフ化するサービスです。今回掲載した画像はPC版ですが、スマートフォンでも利用できます。
これを使って「幸せホルモン」を1年間表示で検索すると2020年4月19日~25日に1年間で一番大きなピークがあります。
ではこの期間にどんな情報源があったのかをさらにGoogle検索で調べてみると、最近の”幸せホルモン”のトレンドのきっかけは、2020/04/22日に放送されたNHKのガッテンで取り上げたのが「新型コロナの今こそ!“ハッピーホルモン”で不安ストレス撃退」の可能性が高そうです。
http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20200422/index.html
こうやってヤフーリアルタイム検索やGoogle TrendとGoogle検索を併用すると使用すると様々な情報の因果関係が分かってきて面白いですね。
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