« 人工知能学会 言語・音声理解と対話処理研究会(SLUD)第90回研究会のご案内 | トップページ | 架空論文例でみる研究論文の構造 »

9か月ぶりのリアル学会 (NICOGRAPH 2020)

2020年11月27日 (金) 投稿者: メディア技術コース

メディア学部の大淵です。

3月に新型コロナウイルスの感染が深刻化して以来、学会もすべてオンラインでの開催でしたが、11月に少し状況が落ち着いたタイミングで、実に久しぶりのリアル学会に参加しました。11月1日から3日までの3日間、関西大学で開催されたNICOGRAPH 2020です。

Kansai_univ

リアル学会とはいえ、感染のリスクを気にしなくてよくなったわけではありませんから、いろんなところで以前とは違ったやり方になっています。詳しいことは、大会委員長の松下先生がこちらに書かれていますが、いろんなことに配慮しながら、対面での議論の良さも十分に感じることのできる、大変良い学会だったのではないかと思います。

いろんな意見があるとは思いますが、私が考えるリアル学会の最大の長所は、自分自身が「学会モード」に切り替わることです。オンライン学会だと、どうしても聴講の合間に普通の仕事をしてしまったりして、気分が学会モードになりません。しかし、現地に行って学会会場で長い時間を過ごすことにより、日常のことを忘れ、いつもなら考えないようなことが頭の中をめぐり、時には次の研究に向けての新しいアイディアが湧いてくる。これこそが学会に行くことの価値ではないかと思います。

残念ながら、今回は「みんなで食事」は諦めて、ひとり寂しく晩御飯を食べることになりました。昼間に思いついたアイディアが夜の部で更に広がることもあるので、感染を気にせずみんなで食事に行ける日が来ることを期待しています。

 

雑感」カテゴリの記事

« 人工知能学会 言語・音声理解と対話処理研究会(SLUD)第90回研究会のご案内 | トップページ | 架空論文例でみる研究論文の構造 »