【アンバサダープログラム⑥】例えば「バイオハザード アンバサダープログラム」メディア学部 藤崎実)
2020年11月14日 (土) 投稿者: メディア社会コース
前回に引き続き、アンバサダープログラムのお話しです。
例えば、カプコンさんは「バイオハザード アンバサダープログラム」を運営しています。
このプログラムに参加しているユーザーは、もちろん、バイオハザードのファンの方々です。
(画像出所)http://www.capcom.co.jp/ambassador/re_bh/
バイオハザードシリーズは私も大ファンです。最近は忙しいのでなかなかゲームができませんが、私も若い時にはバイオハザードシリーズを、ずいぶん楽しみました。(わかる人にしかわからないお話しで恐縮ですが、1作目のケルベロスが窓を割っ襲ってくるあのシーンは最高に衝撃的でした!)。その後、続編が発売されるたびに、熱狂的に遊んだものでした…。
バイオハザードは続編が次々作られ、世界観もバージョンアップして、世界中にファンがいます。
ですので、「バイオハザード アンバサダープログラム」はグローバル展開として英語表記のページもあり、海外のファンも登録しています。
ゲーム会社にとってもファンは大切な存在です。企業とファンがつながることができる時代ですので、バイオハザードも、日本のファンだけでなく、海外のファンも大切にしているというわけです。これは本当にすごいことだと思います。
「バイオハザード アンバサダープログラム」では、アンバサダー向けて、最新の情報や映像を、一般のメディアに先駆けて公開しています。また、プロデューサーやディレクターによる開発秘話が聞けるイベントに参加できたり。
開発中のテスターを募集していたり、さまざまなシークレットイベントも開催しているようです。これらはファンにとって大変うれしい体験ではないでしょうか。
(画像出所)http://www.capcom.co.jp/ambassador/re_bh/
ただし、ファンだけの特別体験は、これから発売されるゲームに関する絶対秘密の体験です。
ネタバレになってしまっては、発売後に体験する一般のユーザーのお楽しみがなくなってしまいます。
ですので、秘密の情報を知ったファンの方々には、情報公開NGという制約があるようです。
これはアンバサダーによるクチコミ効果は期待できないという反面、参加者にとっては、自分たちだけが知っている重要情報ということで、情報の価値が高まる効果が期待できると思います。
バイオハザードは、最新作、「バイオハザード ヴィレッジ」の発売が2021年に予定されています。
そこに向けて、どんな活動を行っていくのか、大変興味深いですね!
次回も、アンバサダープログラムについて、お話をすすめていきます。(メディア学部 藤崎実)
【参考】
#REBHFun
◆「バイオハザード アンバサダープログラム」
◆中谷洋氏(カプコンCS制作統括 第一制作部 UXデザイン室/当時)(アジャイルメディア・ネットワー主催「アンバサダーサミット2017」でのご講演)
>「数値化は難しい、けれど…」熱量の高いファンを巻き込んだビジネスはどんな効果を生み出すのか
>「バイオハザードの恐怖だけを拡散させたかった」担当者が仕掛けた“秘密の体験”による効果
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★【今週のバックナンバー】
>【アンバサダープログラム①】企業とファンがパートナーになる時代(メディア学部 藤崎実)
>【アンバサダープログラム②】アンバサダー誕生はディズニーから(メディア学部 藤崎実)
>【アンバサダープログラム③】レゴ・アンバサダープログラムがレゴを救ったお話し(メディア学部 藤崎実)
>【アンバサダープログラム④】企業とファンが直接つながる時代(メディア学部 藤崎実)
>【アンバサダープログラム⑤】ファンの声が説得力を持つ時代(メディア学部 藤崎実)
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