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【アンバサダープログラム②】アンバサダー誕生はディズニーから(メディア学部 藤崎実) 

2020年11月10日 (火) 投稿者: メディア社会コース

前回はアンバサダー・プログラムについてお話しました。今日はアンバサダーについてお話しします。
アンバサダーは、英語でambassador、大使という意味です。大使は通常、外交上の役目を果たす人を指します。

アンバサダーが注目されたのは、ディズニー・アンバサダーが最初であると言われています。

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お話しは1965年にさかのぼります。当時、米国のディズニーランドは開園から10周年を迎えていました。そして、多くのアニメの成功から、ウォルト・ディズニーは忙しい日々を送っていました。

いろいろな講演の依頼がきたり、さまざまな行事に招かれたり。ディズニーランドへも、特別なゲストがやってきます。そうした時に失礼があってはいけません。彼らを迎えて、ディズニーランドを案内する必要もあります。

ただ、当たり前ですが、自分という人間はひとりしかいません。すべてをひとりで行うことは困難になっていたのです。
そこで、ウォルト・ディズニーは、キャストの中から、自分に変わってさまざまな行事に出席してくれる人を選び、活動を依頼することにしました。それがディズニー・アンバサダーの誕生のきっかけでした。

それ以降、世界中のディズニーランドで、キャストの中からアンバサダーが選ばれるようになったのです。こうしたディズニー・アンバサダーの活動と伝統はすでに50年以上も続いています。そして、アンバサダーたちはウォルト・ディズニーの代わりに、こうしている間も、世界中でディズニーの夢を届ける活動を行なっているのです。

アンバサダーは、ウォルト・ディズニーの代わりに、さまざまな活動を行う人です。したがって、ウォルト・ディズニーと同じ情熱を持ち、ディズニーに関する知識も豊富でなければなりません。多くの人に夢を届けるという活動に責任と愛情を持って関わってくれる必要があります。もちろん、選ばれるのは、もちろん大変名誉なことです。

アンバサダーが注目されている背景には、こうした背景があります。
企業は、自分たちの代わりに商品の良さを伝えてくれるファンをアンバサダー(大使)として認め、さまざまな活動を依頼するようになっているのです。

次回も、アンバサダープログラムについて、お話をすすめていきます。
(メディア学部 藤崎実)

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