【アンバサダープログラム⑤】ファンの声が説得力を持つ時代(メディア学部 藤崎実)
2020年11月13日 (金) 投稿者: メディア社会コース
今回も前回に続いて、アンバサダープログラムのお話しです。
みなさんは、例えば買いたいパソコンや、見たい映画がある場合、まず、何を調べますか?
すぐに検索するのではないでしょうか?そして、誰かの評価や評判、クチコミなどを参考にすることと思います。
私自身も家電やパソコンなどを購入する際は、商品レビューを参考にします。
では、みなさんが参考にするレビューは、どんなレビューでしょうか?
私の場合、特に参考にするのは、ファンの声です。ファンのレビューは、こだわりが違います。例えばパソコンの場合、前のモデルと比べて、どこが良くなったのか、どこが改善されているのかなど、こだわりのレビューが期待できます。
見ず知らずの人のレビューが参考になるのは、考えてみれば不思議ですが、でもファンによって、ブログなどに写真入りで詳細にレビューされた記事には、説得力があります。
レストランや、観光地なども、よくそこを訪れる人のレビューや、クチコミは参考になります。
例えば、どのメニューが一番、おすすめなのか。
観光地の場合は、絶対に立ち寄った方が良い場所や、お店、お勧めの観光ルートなども参考になります。
ファンであればあるほど、評価の目が厳しいという特徴も挙げられます。自分が好きな対象を本当に好きだからこそ、表面的なクチコミではない、実感に基づく本当のレビューが期待できるのです。
みなさんも、自分が好きな映画や、アニメ、ゲームについて、友だちに話をする時には、熱意が入ることと思います。
また、自分が好きな対象に対しては、厳し目のコメントをすることはありませんか? そうしたお話には熱量や説得力があるはずです。
アンバサダーは、自分が好きな商品について、クチコミを積極的に行ってくれるという特徴があります。その際、ファンならではの熱量のあるクチコミが期待できます。
また、厳し目のコメントであっても、それがリアルな指摘であれば、それはとても大切なコメントです。それらは、他の人の参考になることでしょう。
企業は、自社のファンであるアンバサダー情報発信や、説得力あるクチコミを期待しています。企業発信の言葉ではなく、ファンの声が、人の気持ちに届く時代になっているのです。
次回も、アンバサダープログラムについて、お話をすすめていきます。
(メディア学部 藤崎実)
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★【今週のバックナンバー】
>【アンバサダープログラム①】企業とファンがパートナーになる時代(メディア学部 藤崎実)
>【アンバサダープログラム②】アンバサダー誕生はディズニーから(メディア学部 藤崎実)
>【アンバサダープログラム③】レゴ・アンバサダープログラムがレゴを救ったお話し(メディア学部 藤崎実)
>【アンバサダープログラム④】企業とファンが直接つながる時代(メディア学部 藤崎実)
>【アンバサダープログラム⑤】ファンの声が説得力を持つ時代(メディア学部 藤崎実)
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