本を読むこと(5)
2020年12月25日 (金) 投稿者: メディア社会コース
この週は読書についてお話しをします。昨日お話したように、以前のレシピは手数もテクニックも必要であり、家の主婦がつくるものだったように思います。大学院に入った時に、指導教官が、「独身者」は前は例外的に扱われたものだったと言われました。独身だったり、働いていたりするもの向きのレシピは殆どありませんでした。また男性が料理をする際には、「男の料理」と言われました。
現在は、手数が少なく、このようにすれば早く簡単にできるという料理やレシピが多くなっています。女性の働き方の変わり方、冷凍食品などに関する感じ方の違い、そしてジェンダー(社会で捉えられている性別)の捉え方が変化して行っていることが、レシピを読んでいても分かります。このような実用書を読むことだけでも、時の流れ、社会の流れ、そして社会の今が分かることもあります。
山崎 晶子
このことこそ社会学の対象となっています.大学での学びにはこのようなものもあります.是非関心のある方は一緒に考えてみましょう.
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