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本を読むこと(6)

2020年12月26日 (土) 投稿者: メディア社会コース

この1週間は本を読むことについてお話しをしてきましたが、ここでは高校生の方には最も読みづらいと言う思われる本を紹介します。4日目に紹介した『丹羽家のおもてなし料理ー娘に伝える家庭の味』を書いた丹羽綾子氏と丹羽文雄という丹羽学校と言われたように多くの作家の尊敬を集めた文豪の「娘」である本田桂子氏の『父・丹羽文雄介護の日々』です。
 丹羽文雄氏は認知症となり文章を書くことが出来なくなり、華麗な家庭料理を紹介された丹羽綾子氏も認知症となってしまいました。本田桂子さんは両親の介護をして、心臓病で両親よりも早く亡くなります。本当に大変な介護の日々を読み、呆然としました。

 介護と福祉は私たちの時代の重要な問題です。極端な少子高齢化が進むこの時代に、考えずにいられないことですが、私たちは自分たちの家庭のことしかよく分かりません。本を読むことは、私たちに準備をさせるのかもしれません。

 そして、今はケアマネージャーなど法律も整備されてきました。1人でも多くの人が救われるようにとしか思うことができません。

このような社会福祉学に関することも研究の対象です.何かを読んだ分かるという体験,研究をして分かるという経験は,なにものにも代えがたいです.是非一緒に学びましょう

                 山崎 晶子

 

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