コロナ禍のハイブリッド授業って何?<2. 教室の感染対策>
2020年12月 1日 (火) 投稿者: メディア社会コース
ハイブリッド授業の要は、対面授業を行う教室の感染対策です。
遠隔授業は前期に実施して、ノウハウも蓄積されてきましたが、大学の教室で新型コロナの感染対策をどのように行うかは、まだ手探り状態であることは否めません。それは、大学に限った話ではないかと思います。ただし、科学的に分かってきていることは、やはり消毒と換気が有効だということです。もちろん、マスクは必須です。
私は、ハイブリッド授業を実施するのを研究室に限定し、この部屋の感染対策を徹底することにしました。
まずは、入り口で手指の消毒をします。自動的に消毒液をスプレーするディスペンサーを導入しました。これで、タッチレスで消毒が可能になります。
次に、部屋の換気をするために、サーキュレーター(扇風機を含む)を3台導入しました。
入り口から部屋の空気を排出する窓までを対角線にして、3台のサーキュレーターで空気の流れを作ります。
学生もマスクの着用や飲食をなるべくしないことに協力してくれましたので、これまで無事にハイブリッド授業を行うことが出来ました。特に1年生は対面中心でフレッシャーズゼミを行いましたが、前期は顔も分からなかった仲間と会うことが出来て、この数週間でとても仲良くなりました。
どうしても参加できない人は遠隔で参加することで、クラス全員がハイブリッドに繋がることが出来ます。しかし、遠隔と対面の授業を同時進行するには、映像・音響機器の配線がかなり複雑になります。
明日は、対面と遠隔をどのように繋げているかという、映像・音響システムの仕組みについてお話します。
メディア学部 吉岡 英樹
略歴:バークリー音楽院ミュージックシンセシス科卒業後、(有)ウーロン舎に入社しMr.ChildrenやMy Little Loverなどのレコーディングスタッフや小林武史プロデューサーのマネージャーをつとめる。退社後CM音楽の作曲家やモバイルコンテンツのサウンドクリエイターなどを経て現職。1年次科目「音楽産業入門」を担当。現在のコンテンツビジネスイノベーション研究室は2020年度にて終了し、聴覚障害支援メディア研究室として新たなスタートを切る。
「授業紹介」カテゴリの記事
- トップレベルの論文を読み込む「CG技術特論」(大学院授業紹介)(2019.03.13)
- 大学院授業:プロシージャルアニメーション特論の紹介(2019.03.08)
- 専門演習「空間インタラクティブコンテンツ」2018後期(3)(2019.02.22)
- タンジブルインタラクションデザイン最終発表(2019.02.13)
- 専門演習「空間インタラクティブコンテンツ」2018後期(2)(2019.02.12)