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本を読むこと(3)

2020年12月23日 (水) 投稿者: メディア社会コース

高校生の皆さんには、読みにくい本だと思いますが、『椿井文書―日本最大級の偽文書 』は私が最近(これを書いているのは2020/10/01です)読んだ歴史に関する本です。この副題を読むと分かるように、偽文書について書いているのですが(神社の由来などの現代で言えば古文書を作成してしまうわけです)、椿井氏の文書の作成の過程や広がり方や使われ方は、ちょっとしたピカレスクロマン(悪漢小説)を読んでいるようです。椿井氏は悪漢というわけでは全くないのですが。

私は偽文書であるのか、同じ箇所を調べた研究のように真実のものであるかは全く判断出来ません。この本を読んですらも、分からないです。でも、古文書にかぎらずこんなことは沢山あるかもしれないと思わせられた一冊でした。

でも,このように様々なものを読みながらあたらしいものを発見する喜びも大学で学ぶ楽しみの一つなのだなと思います.

                                   山崎 晶子

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