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メディア学部1年生のデザイン力を向上させて資金力の少ないNPO法人や中小企業のプロモーションに活用する②

2021年2月17日 (水) 投稿者: メディア技術コース

5年前から新しい研究テーマを始めた健康メディアデザイン研究室の千種(ちぐさ)です。人体を健康メディアとしてとらえメディアをつかって自らの健康をデザインするための研究を行っている研究室です。

千種はフィールドワークとして地元八王子の市民活動や中小企業の支援を行なってきていますが、今回はそのフィールドワークとメディア学部の教育をつなげて、①学生のデザイン力の向上と②八王子市内の団体・企業への地域貢献により、③持続的に産学公連携を実現するプロジェクト演習『企業・団体のプロモーション法』を紹介するブログの第2弾です。前回は下記の①について説明したので今回は②について説明させていただきます。

『企業・団体のプロモーション法』 は以下の3点がポイントとなります。

①canvaという無料のWebデザインツールを使用した学生へのポスターのデザイン教育

②八王子市内のデザイン企業を経営するプロデザイナーを演習講師として招聘

③八王子市内のNPO法人等のポスターデザイン制作を受け入れるスケジュール管理

①のcanvaにおいて利用できる豊富なテンプレートは学生のデザイン力を強く刺激することは前回説明させていただきましたが、今回は②によって、さらに学生のデザイン力が向上するという授業の仕組みの部分について説明します。

その理由として、canvaにおいて利用できる豊富なデザイン力の優れたテンプレートをアレンジして、学生は自分のイメージを100分の授業内で最終形に仕上げます。100分でよいポスターデザインを制作できるかどうかは探して選ぶテンプレートによって大きく左右されます。下図の左側がある学生が選択したテンプレート、右側が100分以内で完成させたデザイン。

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授業の最後に演習講師のプロデザイナーから「よりよいデザインにするためにはという方向性」でレビューをしてもらいます。そして最後にプロデザイナーによるポスターデザインを例示して100分の授業が終わります。

これにより、ポスターデザインにおいてプロデザイナーが守るべきポイントである、目線、アイキャッチ、色使い、変化、などについて重要な点についての指摘があります。これがレビューされている学生および他の学生にとっても実践的な学びになります。そして全員のレビューが終わってから最後にプロデザイナーが同じ時間で仕上げた同じポスターデザインについて事例紹介をして、学生にとって「プロのデザインとは」を実感し、自分のデザインとの差を知ることになります。これを繰り返すことにより回を重ねるごとに学生の個人個人のデザイン力が向上していくことになります。

また、学生ごとに選ぶテンプレートも完成させたデザインも多種多様になっているのも参加した学生にとって、デザインの可能性について体得できるようになります。

③へ続く

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