国の全数調査である国勢調査に接しよう!
2021年2月 2日 (火) 投稿者: メディア社会コース
前日のブログで、新型コロナウィルスの話題を取り上げました。街頭や一部施設内で行うPCR検査は標本調査と呼ばれるものです。いわゆる社会調査の多くは、このような標本(サンプル)を採取して行われる調査のことです。それに対して、対象者全員を調べるものを全数調査と言います。この全数調査は時間もコストも掛かるため、実施するのはかなり大変です。ただ、国や自治体が主導すると、法律などを盾に全数調査を実施しやすくなります。有名なものとしては国勢調査が挙げられます。この国勢調査は、総務省統計局が統計法に基づいて5年に1度行うもので、日本の人口や世帯数、居住形態、産業構造などを調べたりします。実は、ついこの間の令和2年(2020年)にも実施されたのですが、初回は大正9年(1920年)でしたので、100周年記念の調査でもあったのですね。さて、一つ前の平成27年(2015年)の調査結果は、次のサイトに掲載されています。
https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2015/index.html
普段は官公庁のサイトを見ることがないかもしれませんが、選挙権のある若者として少し習慣づけた方がよいかもしれません。この資料には膨大な量のデータがありますので、興味のある所だけ見ればよいでしょう。
ちなみに、go.jpというドメインは、日本の政府機関等を表しています。外務省(Ministry of Foreign Affairs)であればmofa.go.jp、財務省(Ministry of Finance)であればmof.go.jpなどと定められています。各省庁の英訳を知っていれば、覚えるのはそれほど難しくないですね。ただ、文部科学省は少し厄介です。その英語の公式名称は、Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technologyです。したがって、外務省や財務省に倣うとMECSSTになるのですが、さすがに長すぎるので、似た発音になるMEXTとしてドメインをmext.go.jpと定めています。
さて、少し国勢調査の話からそれてしまいましたが、本日も多少関連がある簡単な宿題(Quiz)で締めたいと思います。
〔Quiz〕総務省統計局の英語の公式名称は何か? (これを調べると、統計局のドメインがstat.go.jpであることがそれとなく理解できます)
以上
文責: メディア学部 松永
(2021.02.02)
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