2020年度デジタルキャラクターメイキングを終えて
2021年3月 3日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース
みなさん、こんにちは。メディア学部助教の兼松です。
大学はある意味1番慌ただしい卒業論文・修士論文の締め切りを超えて、私自身も少しホッとしたところです.
前回は私が担当しているプロジェクト演習のうち,シナリオアナリシスの今年度を終えた感想を書きました.
今回はもう一つのプロジェクト演習,デジタルキャラクターメイキングの今年度をまとめてみたいと思います.
デジタルキャラクターメイキングはシナリオアナリシスとは少し状況が違い,後期は例年よりも受講生が少ない状況でした.
もともとシナリオアナリシスとキャラクターメイキングは半年ごとに受ける演習を変えるという継続受講の学生もいるため,多少偏ったということもあるかもしれませんが,主に文章を扱うシナリオよりも,少なからず絵を描いたりする内容が含まれるキャラクターのほうが,より対面を望まれているということもあるのかもしれません.
デジタルキャラクターメイキング自体は今年度後期もハイブリッド(対面でも遠隔でも受講できる)での実施でしたが,6限なのでなかなか他の遠隔授業との兼ね合いで現地参加は難しいといったこともあるかもしれませんね.
さて,そんな今年度後期のデジタルキャラクターメイキングですが,受講生は少なかったものの,演習の成果としては例年以上に良かった,良いものができたと感じています.
まず受講生が少なかったことから,普段よりも受講生1人あたりと話せる時間が長かったですね.あくまでも授業ですので,いつもは毎回やることを計画し,それに沿って受講生に課題・作品制作をしてもらう流れになっています.ただ,今回は受講生が少なかったこともあり,完全に受講生一人一人のやりたいこと・伸ばしたいことを集中的に練習する方針で演習を行いました.そのため,受講生それぞれがやっていることが毎回違うという,授業としてはちょっと特殊な形になったかなと思います.
また,今回は受講生一人一人のモチベーションも高く,毎週の進捗報告がものすごく濃いため,ディスカッションが非常に面白かったです.
受講生がそれなりにいると,一人一人別のことをやってもらうのはなかなか大変ですが,今回の感触を来年度以降もうまく取り入れていきたいと思っています.
最後に余談ですが,遠隔授業をやっていて困る点として,学校で学生に話しかけられても,その学生が誰だかすぐにわからないことがあります.我々教員は遠隔授業も顔出ししてやっていますが,学生のみなさんはカメラオフが基本ですからね・・・.話しかけられても誰だかわからないのはとても心苦しくて,何か良い方法はないものでしょうか.
デジタルキャラクターメイキングでも同じで,作っているキャラクターの姿は知っているけど,本人の顔がわからない(会ったことがない)というケースが多いです.
特に面白かったのは,今年度後期はVTuber用のキャラクターを作った学生がいて,最終発表もVtuberの姿で参加してもらいました.そのため,本人の会話に合わせて動いたり,リアクションしたりするキャラクターは見ていますが,本人の顔はしらないという事態が発生しました.
もういっそのこと,リアルで会っても「バーチャル体」で姿が見える研究を誰かしてください(笑)
(文責:兼松祥央)
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