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一流テクノロジー企業が使うツールをマスターしよう!

2021年3月25日 (木) 投稿者: メディアコンテンツコース

こんにちは。伊藤彰教です。

学生・高校生のみなさんは、大学に何を期待しているでしょうか。

  • 「充実した設備」
  • 「友達との楽しい生活」
  • 「高度な学習内容」

さまざまにあると思います。そんな中でやっぱり気になるのが「就職」のこと。できるなら「少しでも有利な状況で臨みたい…」というのがホンネなのではないでしょうか。

 

「そういうのって結局がんばっても学歴フィルターとかさ…」

 

なんて諦めてしまっている人もいるかもしれません。でも昨今は企業も生き残りをかけていますので「いい人だったら学歴など関係なくとりたい」という方向に急速にシフトしてきています。実力主義ですね。

 

「どうやって実力ってのを示せばいいんだ?」

 

いろいろな方策はありますが、まずはなんといっても「仕事で使うツールを学生のうちから使いこなしている」というのが、企業からするとありがたいところ。入ってから研修とかさせなくてすみますしね。 

そんな「一流テクノロジー企業が使っているツールのひとつ」としてMATLABがあります。

  • サウンドプロセッシング
  • 画像処理
  • 機械学習
  • 商用ソフトのプラグイン開発

などなど、MATLABでは様々なことができ、国内外の多くの企業で研究開発に活用されています。MATLAB自体が高額な商用ソフトな上に、使い方にコツがいるので、学生が自分で買って独学で…とはいきません。だからこそこれを使える学生さんは企業からも重宝される…というわけです。

 

「で、メディア学部となんの関係が?」

 

メディア学部に限らず、東京工科大学ではこの高額なソフトウエアを一括契約して学生・教職員が無料で使えるプログラムに2020年度から参加しました!

Matlabtut

 

メディア学部でもすでにいくつかの演習で使っていますが、伊藤彰教が担当する演習は「MATLAB音声音響演習」です。シンセサイザやエフェクタの開発・空間音響の研究などに応用可能な内容の演習です。

 

「就職のことを考えると、ミュージシャンやクリエイター狙いだけじゃなくて理工系のスキルも必要だよなぁ…」

 

そのとおりですね。

MATLABの情報は多くが「コンテンツクリエイションとは無関係に見える」ものばかりですが、メディア学部ではコンテンツ関連業界にも応用可能な教育プログラムを独自に作成して学部生に演習を提供しています。

 

たとえば楽器メーカーやアミューズメント設備系、情報通信(動画配信)の企業に就職した先輩方の多くから「入学したてのころは音楽家になりたくて理工系は興味がなかったけど、MATLABの演習を受けて就活で大きく有利になった」との話を伺っています。自らがミュージシャンになるだけが幸福な未来ではありません。こうした先輩方は「あこがれのエンタテインメント業界」に、理工系のスキルで潜り込むことに成功したわけです。大物ミュージシャンやレコーディングエンジニアと毎日のように仕事をしているようですよ♪(もちろんエンタテインメント関係の企業だけではなく一般の大手テクノロジー企業であればなおさら有利です)

 

オンライン授業で「授業料うんぬん…」という話題もよくききますが、このMATLABの包括契約はみなさんの貴重な貴重な授業料から契約をしています。1名でも多くの方がプロジェクト演習「MATLAB音声音響演習」を履修してもらい、少しでも授業料の元をとって卒業していただきたい…と、担当教員としては願っています♪

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