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♪インターカレッジソニックアーツフェスティバル2020に参加しました♪

2021年3月23日 (火) 投稿者: メディアコンテンツコース

みなさんこんにちは。伊藤彰教です。

2021年2月21日・22日にかけて、国内の音楽大学・芸術大学・理工系大学で音楽や音響作品を制作している学生の全国規模の作品展「インターカレッジソニックアーツフェスティバル2020」がオンラインにて開催されました。メディア学部からは、伊藤彰教研究室「exSDプロジェクト」に所属する学生3名が作品出展を実現いたしました。

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メディア学部は研究論文を書くだけでなく、電子・ディジタル音楽の創作や音響アート作品制作も研究活動として取り組むことができます。本日はその一端をご紹介いたします♪

下のリンクから、作品解説や実際の作品を視聴できますが、どうやら期間限定とのこと。アクセスはぜひお早めに!
 

<テクノトラックメイキングと数理アルゴリズム>

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4年生町田拓斗さんのテクノミュージックですが、世の中にあるものと一味違うと思います。それもそのはず。こちらでは音色を時事刻々変化させるために「遺伝的アルゴリズム」を用いていて、それを実現するプラグインを自分で開発してDAWに挿して使っています。だれにも作れないオリジナルの音色変化が常に隠されています。こちらは情報処理学会でも技術論文として発表しました。

 

<レーザーハープ&アナログシンセ >

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3年生の川合雄佑さんのパフォーマンスです。センサーを用いたレーザーハープを自作のうえ、アナログシンセサイザと繋いで即興演奏を行っています。この演奏はちょっと聞くと「カラオケ」のようにも聞こえますが、この演奏は自動演奏トラックは一切ありません。全ての音をレーザーハープでリアルタイムで操作しています。

 

<立体音響&バイノーラル作品>

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4年生の山之下朝陽さんの作品です。本来であれば観客を取り囲むように多くのスピーカーでプロジェクションすることを意図した音響作品ですが、コロナ禍ということで急遽イヤフォンなどで聴ける「バイノーラル」という技術に挑戦した意欲的作品です。ぜひリンク先ではイヤフォン・ヘッドフォンでお楽しみください。この創作過程の様子は「学生・若手のためのAESジャパンフォーラム2020」にて学術発表をしました。「オンラインでのポスター発表」&「立体音響作品」ということでプレゼンテーションの方法も苦心したようですが、360度動画とバイノーラル技術を用いた「作品でもあり学術プレゼンでもある発表資料」という素晴らしい方法を編み出してくれました。いままで世の中に存在しない方法に果敢に挑戦した例として発表でも高い評価をいただきました。

メディア学部では「アート&テクノロジーが融合したメディア作品の制作」も推奨しています。この記事のように全国的にアピールできる発表の場も準備されています。在校生のみなさん、高校生のみなさん、そしてサウンドとテクノロジーの未来を描きたいみなさん。わたしたちと一緒に伸び伸びと創作・研究活動を楽しめることを心待ちにしています♪

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