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オンラインポスターセッションシステムの公開

2021年3月14日 (日) 投稿者: メディア技術コース

助教の戀津です。

これまでに何度かお話した、オンラインポスターセッションシステムを公開しましたのでお知らせです。
過去記事: (太田先生ご紹介ありがとうございます)

TeleAgora -テレアゴラ- こちらからアクセス可能です。

TeleAgora(テレアゴラ)はオンラインポスターセッション用システムです。
昨今の情勢により、多人数が一堂に集まり代わる代わる会話をする形であるポスターセッションの開催は困難となりました。
しかしながら、研究の発展においてポスター発表の持つ役割は大きく、どうにかオンラインで行えないかと考えこのシステムを開発しました。

さっそく、3/8に行われた映像表現・芸術科学フォーラム2021でのポスターセッションに利用していただきました。
学会終了後にお願いしたアンケートでは運営の皆様、参加者の皆様よりご好評をいただき、また改善案もいくつかいただけましたので更にブラッシュアップしていければと思います。

これまでに発表会で利用した際は、発表者と参加者向けの部分のみ開発し、発表会主催者向けの機能はありませんでした。
そのため、発表会を行う時には発表者リストからポスター情報の登録をしたり、実際のディスカッションの場となるGoogleMeetのアドレス作成を私自身が行う必要がありました。
私自身の負荷の高さや、主催者の方が内容をコントロールできないという問題がありましたが、今回主催者向け機能も実装できたので公開です。

乱立を避けるため発表会そのものの作成機能は公開していませんが、ご連絡を頂ければオンラインでのポスターセッションを行えるようにできますので、学会関係者の方や研究室での発表でポスターセッションを検討している方は是非ご連絡ください。(連絡先はTeleAgoraページ下部に記載してあります)
多数の発表者/参加者間での成果物共有・ディスカッションができるというものなので、学会等だけでなく個人的な仲間うちでの発表会等でも利用できます。お気軽に問い合わせください。

ちなみに、システムを公開するにあたり結構苦労したのが名前をつけることでした・・・。
TeleAgoraはギリシャ語のTeleとAgoraをあわせた造語です。Teleは『遠くの』、Agoraは『広場』を指す言葉です。
広場は古代ギリシャの都市国家において、学術交流の場としても利用されていました。広場を囲むようにストアと呼ばれる柱廊が多数建てられ、そこで学術交流が行われました。
TeleAgoraではこれになぞらえ、アゴラ(個人ページ)からストア(研究発表会)に参加する形にしています。
実際に人々が集まる広場はまだしばらくの間困難ですが、テレアゴラが多くのストアで賑わい、研究発表会での交流が盛んに行われると幸いです。

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