コロナ禍のもとにおけるインターネットを使ったライブ配信について(1)
2021年4月 5日 (月) 投稿者: メディア社会コース
今日から一週間、コロナ禍のもとにおけるインターネットを使ったライブ配信についてお話します。
2020年は世界的にコロナ禍に見舞われた年となりました。2020年1月30日にはWHOが「国際的な緊急事態」を宣言し、日本においても、2020年4月7日に発せられた、最初の「緊急事態宣言」後は本格的に人々の外出が制限されました。
ライブ・エンタテインメントの業界は、これにより、大きな打撃を受けました。日本における市場規模は6,295億円(2019年)から1,306億円(2020年)へと激減する見通しです1)。リアルに会場へ観客を集めることが困難になったため、ライブ・エンタテインメントの業界においては、インターネットを用いたライブ配信を行う動きが広がりました。2020年2月~5月ころは、過去の公演映像をオンデマンドで無料配信するケースが多くありました。2020年5月25日に緊急事態宣言が解除された2020年6月以降は、ライブ配信を行うケースが多くなりました。消費者もライブ配信への関心を高めました。
注1)ぴあ総研(2020) 「2020年のライブ・エンタテインメント市場は、対前年約8割減に。ぴあ総研が試算値を下方修正」2020年10月27日
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